Good morning
届きました。2.5inch IDE HDD ⇔ USB変換ケーブル。では、早速データのサルベージに取りかかります。
まず、X31からHDDを取り出します。ネジ1本外すだけで簡単に外れるようになっていました。
次に、SRX7FからもHDDを取り外します。そして比較。当たり前ですがサイズは同じ。メーカーは偶然?同じT社製でした。
ここで先日書いた通り、焦った思いつきで、X31のHDDをSRX7Fにつないで動かしたら、至極当然の成り行きで動きませんでした。なのでおとなしく、HDDを元通りにして、SRX7Fを起動します。
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ハード的には起動しているようですが、Windowsが立ち上がってきません。ちょっと冷や汗が…。しかしまあ起動はしているのでね、というわけで冷静に対処。といっても、XPがほぼ自動的に対処してくれているようです。僕が自作していたころはWindows98の時代でしたが、ハードを認識させるのが、随分大変だった思い出があります。安いからといって、謎のメーカーのメモリなど買おうものなら、相性という名前で称される、通信異常による不認識事象に苦しめられるハメに。グラフィックやサウンドカードなどは、何だか先輩のお下がりみたいなものを、適当に空いているPCIスロットに何も考えずに差すわけですが、中ではIRQがかぶっていて、知らないうちに揉め事が起こっており、こちらはそこに全然気付くことなく、うんうんうなって考えるけど、全然動かない理由がわからず、Windowsを入れ直したり、関係ない所を延々といじり倒すも当然直らず、結局詳しい友達にメシをおごって、見てもらう…。とかやってました。近年はそのような必要がなくなっているのかなと。
では、ケーブルを接続して、X31のHDDをUSB-HDDとして認識させる作業を開始します。
最近はなんでも無線接続なので、このようにものものしくケーブルを接続することもないのでしょうが、骨董品なもので、いろいろなケーブルが必要です。まずバッテリーが死んでいるので、電源ケーブルは必須。ディスプレイもご覧の通りの有り様なので、映像の外部出力が必須。USBコネクタはかろうじて1個ついているものの、なんとUSB1.1。HDDの面倒をみるには遅すぎるので、PCカードでUSB2.0ポートを増設した上で、IDE HDDを接続します。 すると、ハードの認識の後、無事ディスクが回り始め、シークがスタートしました。
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なんか、おかしなことになっているようです。とりあえず、電源を強制オフ。しばし理由を考えます。ううむ、となりにつなげてある別のHDDとけんかしてるかも。と思い、とりあえずそちらを外して、もう一回起動。
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今度は無事動作して内容を見ることができました! おかしくならないうちにUSBメモリに、マイコンの開発データを避難させます。ふう。なんとか作業終了。いやぁ、X31が起動しなくなったときは、どうなることかと思いましたが、九死に一生を得たというか、コンピュータ業界のセーフネットに救われたというか、なんとかなってみました。いやぁすばらしい。
さて、ではこのX31はどうしましょうか? おそらく症状的には、以前書いたようにハードがダメになっているので、復旧不能。ならば、置いておいてもしょうがない。ではせめてこのHDDだけでも使おうかな。じゃあフォーマットしようか。
というわけで、データを全消去して、新品状態にしようかと思ったのですが、全消去という響きにビビって、なんとなくもう1回X31に戻して、起動させてみようと、風が吹き回りました。そうしたら、
何やら、のっそり起きてきました…。いくら起こしても起きなかったのに、今日は一発起動。
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ケーブル代を返していただきたく候。でもこれ、バックアップは重要っていう勉強だったんですよね? そうですよね?