タグ : DSC-RX100

アートフェスを見に行く

ランプがいっぱい

なんだかすっかり月刊誌のような更新ペースになっています。去年の5月は毎日のように更新していたというのに…。ドメインの契約も延長したことだし、止める気もさらさらありませんが、実行しないことには何ともあれなので、今度こそ更新復活だということで、最低限5月中に放り込んでおけ→きれいに撮れた写真を載せます。

例のDSC-RX100で撮影して、全くの無調整です。きれいに撮れるもんだなあと感心してしまいます。僕はこのカメラを使い始めてから、すっかりカメラに興味が無くなりました。買い替える必要性が全くないということで。

被写体は、先月末の徳島LEDアートフェスティバルの作品のひとつです。たくさんの卓上ランプが並べられていますが、よく見ると全然LEDではありません。いいのでしょうか…?

LEDアートフェスティバルを見に

うすうす、ここが徳島県であることがバレている気がするのですが、そうです徳島県です。いま徳島県では国民文化祭が開催されていたり、標記のLEDアートフェスティバルが開催されていたり、いろいろと文化の秋です。そんな空気に誘われて、アートフェスを見に行ってきました。僕はアートというものに興味はあるのですが、例えば「アートって何?」と聞かれると、何と答えてよいやら非常に難しいなと思う、そのぐらいの理解度です。まあそんなに難しく考えることでもないらしいので、それなら特に何も考えず見に行こうということで、誘われるまま出動することにしました。LEDを使ったアートフェスティバルということで、特徴的なのが、夜開催だということです。確かに昼にやってもLEDの光はよく見えません。

徳島市は、徳島駅を中心とした市街地区域が、何本もの川によって島状に囲まれた地形になっています。なので、中心市街地に何本も橋が架かっています。写真に写っているのは、その中でも主立った橋のひとつで、常設アート作品によってライトアップされています。そして、川の両岸もきれいなボードウオークや公園に整備されています。都会にもなかなかこのような場所はない気がします。こういう所にオフィスがあったら面白いのになぁ。

という場所に、アート作品としてTLT(Tokushima LED Terakoya)がありました。アーティストをここに常駐させて、子供達にアートの入口を体験してもらい、それを垣間見せるようです。この日は、映像をリアルタイムで取り込んで加工するソフトを使ったメディアアートと、書道作品に通電して、いろんな音を奏でるインタラクティブ書道というのをやっていました。
メディアアートに使っているソフトは、フリーだし、インタラクティブ書道に使っているマイコンボードは¥2500だそうです。おこづかい程度からでも、アートの入口を開くことができるという見本がそこにおいてあるわけです。なるほど、これが常設されていたらいいよなぁと思わされました。
内部の写真はないのですが、この企画を立案されたアーティストの方の趣味で、宇宙船チックな近未来的内装になっています。子供と、かつての子供の秘密基地というコンセプトだそうです。クリエイティブな仕事をしている会社のオフィスは、けっこうおしゃれなものがあったりしますが、やっぱり発想力を刺激する効果があるのでしょうか。有名な所ではGoogleのオフィスがありますが、こういった非日常的な空間で議論をすると、確かに新しい発想が生まれてくる気がします。そういったわけか、初めてお会いした方と意気投合し、1時間以上話し込んでしまいました。その方も技術者さんでしたが、アートに興味をお持ちのようで、そういった思考の方向性を持った人たちを集める場として、機能していきそうな気がします。

ひさしぶりにワクワク話し込んだので、横隔膜が痙攣し始めてちょっと痛いというわけで、その他の作品を見ながら帰宅の途につきました。水面に様々な色の光が映えますね。すっかり寂れたと思っていた徳島にも、阿波踊り以外にこんなに人が集まるんだなと驚きました。

メイン会場のひとつになっている公園は、高校時代の僕の通学路でした。その公園でのアート作品”ひかり場”です。子供達が楽しそうに跳ね回っていました。子供達をアートに触れさせるというのは、なかなかいいことですね。これからどのような影響を受けるんでしょうか。

さて、これらの写真はすべてDSC-RX100で撮影しています。まだ使い方がよくわからないので、おまかせで撮影していますが、それなりに良く撮れているような。真っ暗闇で片手撮影してこれです。デジタルカメラの進歩はすごいものがあります。

 

障害物競走

運動会の季節です。近年、必ずしも体育の日にやらないみたいですが、やはり体育の日にやった方がいいような気がします。その体育の日自体、年によって変動するみたいですが、運動会を体育の日に開催すれば、児童的に代休がどこかに設定されるわけで、合理的です。そういう休みの方が、児童的にわくわくすると思います、うん。

というわけで、100m走も好きですが、障害物競走の方が好きです。人生は運動会の100m走のように単純ではないから。どっちかというと障害物競走に近いですよね、人生。また、親が登場する競技を見るのは面白いです。小学校区ぐらいの規模でも、地域差が出ていて、そういうのに興味を覚えます。地区別に親だけで行う綱引きがあったのですが、僕の地区は農村であり、漁村でもあるので、とにかく腕力が強い。しかも絶対に勝つ、という信念が激しいので、負けたのを見た覚えがありません。

そんなわけで、範囲の決まっている中間・期末テストより、範囲の無い実力テストの方が好きです。やっぱり人生ってそんなものだから。そうです。人生は出題範囲の決まっていない障害物競走のようなもの…。ある程度の枠組みの中にありますが、そこは置いといて…。

このように、カテゴリーの無い分野を行く、あるいは創造するという人達に感銘を受けることの多い僕です。日本の産業を牽引する大きな分野であるところの、自動車にしろ、カメラにしろ、携帯電話にしろ、成長期には、枠にハマらない面白商品が絶対に出てきます。マジョリティになることはまずない面白商品ですが、必ず手を出す人はいて、僕も割と手を出すタイプではありました。ありましたというのは、最近全然手を出していないからです。

産業が技術というより、企画に引っ張られるグローバル化により、何だかつまらない感じがするからです。いや、IT関係の技術で面白いなあと思うものは多数あるのですが、道具として着地させないと、やはりつまらない。いや、つまらなくはないですが、規格化されすぎてて面白くない、と感じてしまうのです。致し方の無いことでしょうが、面白くないものは面白くないです。実物を見せて、我々を魅了してほしいわけです。そして我々は、それを高度に使って楽しまないといけません。産業を足下で支えるのは、よい消費者です。消費者として、つまらない企画を誘導してはいけません。

ということで、僕は成長期のソニーとかホンダに感銘を受けてしまった人間なので、もう多分、そんな感じの感性で一生行くのでしょう。IT化がいくら進展したところで、我々は画面に入り込むことは出来ても、その中で生きることは出来ませんので。

紆余曲折を経て何が言いたいのかというと、カメラ買いました。

その時々で、小さかったり、薄かったり、クラシック調に戻ったり、見た目は様々ですね。左端のは初めて買った思い出のデジカメ。その後、真ん中の薄いやつとか、いろんなCybershotを経て、RICOHを物色し、再びCybershotに戻ってきました。今回買ったのは、右端のDSC-RX100です。小さな筐体に明るいレンズと、大きなCMOSイメージセンサを詰め込んだ意欲作。約5万円でなかなかの内容。詳しくはいずれまた。