運動会の季節です。近年、必ずしも体育の日にやらないみたいですが、やはり体育の日にやった方がいいような気がします。その体育の日自体、年によって変動するみたいですが、運動会を体育の日に開催すれば、児童的に代休がどこかに設定されるわけで、合理的です。そういう休みの方が、児童的にわくわくすると思います、うん。
というわけで、100m走も好きですが、障害物競走の方が好きです。人生は運動会の100m走のように単純ではないから。どっちかというと障害物競走に近いですよね、人生。また、親が登場する競技を見るのは面白いです。小学校区ぐらいの規模でも、地域差が出ていて、そういうのに興味を覚えます。地区別に親だけで行う綱引きがあったのですが、僕の地区は農村であり、漁村でもあるので、とにかく腕力が強い。しかも絶対に勝つ、という信念が激しいので、負けたのを見た覚えがありません。
そんなわけで、範囲の決まっている中間・期末テストより、範囲の無い実力テストの方が好きです。やっぱり人生ってそんなものだから。そうです。人生は出題範囲の決まっていない障害物競走のようなもの…。ある程度の枠組みの中にありますが、そこは置いといて…。
このように、カテゴリーの無い分野を行く、あるいは創造するという人達に感銘を受けることの多い僕です。日本の産業を牽引する大きな分野であるところの、自動車にしろ、カメラにしろ、携帯電話にしろ、成長期には、枠にハマらない面白商品が絶対に出てきます。マジョリティになることはまずない面白商品ですが、必ず手を出す人はいて、僕も割と手を出すタイプではありました。ありましたというのは、最近全然手を出していないからです。
産業が技術というより、企画に引っ張られるグローバル化により、何だかつまらない感じがするからです。いや、IT関係の技術で面白いなあと思うものは多数あるのですが、道具として着地させないと、やはりつまらない。いや、つまらなくはないですが、規格化されすぎてて面白くない、と感じてしまうのです。致し方の無いことでしょうが、面白くないものは面白くないです。実物を見せて、我々を魅了してほしいわけです。そして我々は、それを高度に使って楽しまないといけません。産業を足下で支えるのは、よい消費者です。消費者として、つまらない企画を誘導してはいけません。
ということで、僕は成長期のソニーとかホンダに感銘を受けてしまった人間なので、もう多分、そんな感じの感性で一生行くのでしょう。IT化がいくら進展したところで、我々は画面に入り込むことは出来ても、その中で生きることは出来ませんので。
紆余曲折を経て何が言いたいのかというと、カメラ買いました。
その時々で、小さかったり、薄かったり、クラシック調に戻ったり、見た目は様々ですね。左端のは初めて買った思い出のデジカメ。その後、真ん中の薄いやつとか、いろんなCybershotを経て、RICOHを物色し、再びCybershotに戻ってきました。今回買ったのは、右端のDSC-RX100です。小さな筐体に明るいレンズと、大きなCMOSイメージセンサを詰め込んだ意欲作。約5万円でなかなかの内容。詳しくはいずれまた。