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BSアンテナを設置して、CATVと混合するの巻

壁掛けテレビ37Z3の画質はすこぶる良好です。うちにあるテレビで、次に新しいテレビは5年前の物ですが、それに比べると、テレビ自体の起動が速いし、外付けHDDの起動とアクセスも速い です。なので、ストレスがありません。スイッチオンから、最速10秒ぐらいで録画開始できます。今まで打ちにあった物だと、下手すると1分はかかっていたので、この高速起動は大変嬉しいです。

現在、1TBの外付けHDDで録画していますが、標準画質で100時間ほど録画出来ます。しかし、地上波ではそんなに録画するものもないなぁと思い、BSを物色してみることにしました。現状、我が家の場合、CATVでデジタル放送を受信しています。BSについては、デジアナ変換で送信されているものを見れます。アナログ画質なので、14型ぐらいのブラウン管で見ると、とてもきれいに見れます。しかし、37Z3はアナログチューナーが付いていないので、見ることが出来ません。残念ながら、うちで引いているCATVは、BSパススルーをやっていないので、自宅でパラボラアンテナを立てるか、STVを導入するかしないと、BSデジタル放送を見ることができません。

STVだと、テレビの台数分だけSTVが必要だし、テレビとの相性もあるので(相性というかメーカーがP社しかない)、パラボラアンテナを立てることにしました。この場合、何を買ってこないといけないか。

  • BS/CS110°パラボラアンテナ1台
  • 屋外型CATV/BS-IF混合器1台
  • 屋外型電流通過型2分配器1台
  • UHF/BS-IF分波器×テレビ台数

です。ホームセンターあたりで全部揃います。安いものでは、アンテナ¥6000、混合器・2分配器¥3000、分波器¥2000ぐらいです。

我が家では、配線の都合上、これらを屋上に設置する必要があります。なんとか室内で済まないか、あがいてみたのですが、無理でしたので、あきらめて屋根に上ることにしました。平屋根の2階建てですので、屋根は5mほどあります。直接上るための梯子は、どういうわけか家にあります。古いので、はしごの足の部分のゴムが劣化して、ポロポロ剥がれてくるのが若干不安ではありますが…。後は少しの勇気だけが必要です。
なんてことを考えていたら、ちょうど塗装屋さんが屋根のメンテにやってきて、あっという間にするする屋上に上っていったので、なるほど、ここに梯子を掛けて、こう上るのかと、大変参考になりましたので、次の日に上ることにしました。

さて、必要な器材と工具をリュックに詰めて、梯子を父に押さえてもらい、屋上に上ります。塗装屋さんは楽々上っていましたが、実際上ってみると、梯子が前後にしなって超怖いです。あまり梯子が揺れないようにゆっくり上り、足下を見ないように、遠くの景色がきれいだなぁと、別のことを考えながら上りました。

3階相当の眺めが、思いのほか良かったのでややビックリ。ご覧の通り、屋上には何も無いので、ここでバーベキューでもしながら、打ち上げ花火でも見たらキレイだろうなあ、と思いましたが、常設の2階からの梯子でも無いと無理ですね、残念。
さて、持って上るには重すぎるものを、2階からひもで吊り上げて、作業を開始しました。 まず、2階のベランダに設置したパラボラアンテナから、同軸ケーブルを、雨どいに通して屋上に上げます。(左の白いケーブル)これを、CATVの引き込み線と混合します。

道路沿いの幹線から分岐されたケーブルが、屋上に引き込まれ、保安器に入っています。現状は、保安器内で、CATV用と、インターネット用のケーブルに分岐され、CATV用はさらに2分配され、母屋と、この鉄筋の建物に入っています。とりあえず、保安器から先のケーブルを全部外します。

そして、あらかじめ父が作ったモジュールで接続し直します。コンクリートブロックに穴を空けて、溝を掘って、ステンレス板を曲げて作った金具兼雨よけを付けたものです。混合器も分配器も、屋外型ですが、直接雨が当たったり、風をもろに受けたりしないように、こういう形にしました。
ということで、こんな風に、まずCATV保安器からの信号と、BSパラボラアンテナからの信号を混合器で混合します。そして混合した信号を、2分配器で分配して、母屋と別棟に配線して、屋上作業完了です。

次に、若干の屋内工事として、テレビコンセントと、屋内分配器を、それぞれ電流通過型に交換します。こうしないと、パラボラアンテナに電源を送ることが出来ず、電波を受信出来ません。そして、テレビコンセントからテレビに信号を入れる前に、UHF/BS分波器を設置して、 CATVとBSの信号を分離した上で、テレビに入力します。これで無事作業完了。BSが見れます。

あともうひとつだけ仕上げを。テレビの設定を変更し、パラボラアンテナに電源を送るようにします。工事がちゃんと出来ていても、テレビ側の設定で見られないこともあるのでご注意ください。。

工事後の受信状況はきわめて良好です。工事前は、なぜか6chだけ受信レベルが弱く、雨の日などは、画面がモザイク状態になることもあったのですが、その症状が完全に無くなりました。たしかに、工事前に屋上に入っていた分配器が、どう見ても屋内用の物だったので、それが原因だったのかもしれません。なんという……。

ところで、何だかさらりと工事が完了したかのような書きぶりですが、全てのテレビで正常に受信出来るようになるまで、屋上と地上を5往復しました。ちょっとした鳶職気分です。これで明日来そうな台風に耐えられれば、合格点でしょうか。がんばって耐えてほしいものです。

 

お部屋の壁にテレビ壁かけた


お部屋の壁は木の壁です。築40年ぐらいですけど、この不等間隔の縦線が素敵極まりないと気に入っています。今では作ろうと思っても、そういう物があるのか、探すのが大変そうな気がします。だから、壁掛けにするとはいえ、あまり壁に傷をつけたくないなあと思い、壁の後ろの枠の位置と、縦線の位置をうまく設定して、穴空けを最小限に止めました。

右の方に見えるパイン材は、父のDIYクローゼットです。そのクローゼットと、左側の窓(南向き)の間にテレビを設置しています。もともと、左奥の角にテレビを設置していたのですが、壁掛けにして随分スペースが空きました。しかし、そのおかげで、見えてほしくないエアコンのパイプと、電源コンセントが露出してしまいました。さて、どうしたものか。

とりあえず、コンセントは40年前のパネルが相当渋くて、ある意味、木の壁に合っているような気はしたものの、なんかやっぱりこのテレビと合わない気がしたので、新しいシルバー物と交換しました。テレビがT社なので、コンセントもT社に統一しました。この夏に発売されたWide-iというシリーズにシルバーがあったので、これを採用。パネルがシルバーで、コンセント本体がグレーという組み合わせは、一番メジャーなP社にない組み合わせです。このシリーズは遠く北海道の会社が、ネットではかろうじて1社扱っていたので、ちょっと送料が多めにかかりましたが、送ってもらいました。
一方、エアコンパイプの対策はまだ思いついていません。誰かいいアイデアを教えて下さい。

そして、アンテナ線もまだ未処理です。どういうわけか、電源コンセントと別の場所(右の方)にアンテナコンセントがあります。そっちから持ってこないといけません。と同時にクローゼット内に照明を設置してあるため、その電源用に、線を右側に向けて引く必要もあります。これらの配線を上手に隠したいところ。こちらは一応アイデアがあるので、作ったらそのうち公開したいと思います。


それにしても、近年のテレビは、チューナーがいっぱい積まれていて、外付けHDDに録画出来たりするらしいですね。10年前に液晶テレビを買ったのと同時に、DVD-HDDレコーダーも買いましたが、その時の不満が、テレビがいくら薄くなったところで、レコーダーの奥行きはちっとも変わらないというものでした。その不満がようやく解消できる世の中になっています。というわけで、折り込み広告を見ていたら、普段の2割引になって売られているのを発見したので、早速HDDを購入しました。やっぱり純正で、10mmしか厚さがない2.5inchHDDなのに、我が家最大の1TBを誇ります。増設も可ということで、夢が広がります。1mmのアルミ板を曲げて金具を作り、その片側を壁掛け金具に締め付けて、壁に押し付け、留めてあります。壁掛け金具の逆側は、ディスクドライブも取り付けられるように、スペースを確保してあります。あと、やはり色を統一するため、グレーの分配コンセントを買ってきて、配置しました。ここからテレビ、ディスクドライブ、クローゼットの照明に電気を供給します。

今回の壁掛けで、唯一不満なのが、金具の厚さです。純正のFPT-TA11なんですが、テレビが30mmしかないのに、金具が60mmあるので、壁からテレビが浮いてる感があり、ちょっと残念。純正金具ですが、旧型のTA11しか、このテレビ37Z3に対応しておらず、仕方なくそうしたのですが、新型金具のFPT-TA14Aは30mmなんですよね…。同じシリーズの42Z3は新型が対応品になっているのにな…。新型を買って改造すればよかったかなとか思いつつ…。

しかし、逆にこの隙間を使って面白くできないかとも思案中。例えばライトアップとか。何かしら、やってみるつもりです。