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豊作の秋・大漁の秋


今期のさつまいも収穫が終わりました。
今年は豊作で、品質も良いようです。現在、家中がりんご箱に入ったさつまいもであふれております。これからある程度の貯蔵期間を経て、出荷が始まります。貯蔵して、ある程度水分を飛ばした方が、甘みも味も濃くなります。もう少し寒くなるまで待つと、おいしくいただけるかと思います。


さて、収穫の秋ですが、海の方でも大漁な様子で、というか父の友人の方が、海の底から持ってきてくれました。ヒラメさんとスズキさんです。両方とも40cm以上あります。ちょっと、うちの家族には大量すぎるかも…。母がさばいて、とりあえず身だけにしても、やっぱり大量。魚の量が多いわけでなく、魚自体が大きいので、お裾分けもしづらいです。というわけで、今週はぜいたくな白身魚ウイークになりそうです。

 

地場農機


さつまいもの苗植えシーズン、昨日に引き続いて苗植え台車の話題です。

さつまいもは地中に実がなる地下茎植物です。そして温暖な気候に適した、亜熱帯の植物でもあります。ですから、さつまいも栽培の要件として、地下になった実を収穫しやすく、かつ土を温かく保つ必要があります。そのために畝を作って、さらにマルチと呼ばれるフィルムで被覆します。その中に苗を植え付けて、成長させます。

苗を植える作業には、畝沿いに動く台車を使います。僕の小さな頃は台車は無く、苗を担いで、腰を屈めて、広い面積を植え付ける大変な作業でした。現在では、いろんな農機具メーカーから、様々な台車が販売されています。作物によって必要な大きさが違うので、種類は様々です。とはいえ、農業汎用の台車が多いので、細かな部分までニーズにあったものとはいきません。しかしながら、簡単な構造の物は地場に根ざした農機具メーカーが、使い勝手を考えて作った物などがあり、なかなか面白いものです。

弊社…というか我が家もそんなメーカーのひとつかもしれません。ただ、自家用なのでメーカーではないかもしれません。写真は我が家の電動苗植台車です。
フレーム、駆動系をオリジナルで設計、ギアボックス等は汎用品を使用しています。L型フレームの3輪電動台車で、全輪片持ち懸架仕様です。これは狭い畝間に対応するため、なるべく幅を狭め、かつ接地圧を下げるための構造です。4輪では端部での回頭に不便で、車体も重くなるので、3輪構造を採用したとのこと。駆動系は、フレームの強度メンバーになっている部分が多く、モノコック的な成り立ちで、強度を保ちながら重量を軽減しています。

世の中知らない所に、我が家のような台車も存在しているかもしれません。出来ればネットで見てみたいような、ネットなんかに掛かって欲しくないような。全国どこにでもある、コンビニや大手スーパーみたいなのではなく、地元資本のスーパーみたいな感じで、地元に根ざした農機具メーカーに、大手には出来ない農機を作っていてほしいなぁと思います。