タグ : にわか雨

吉兆

 


近年、ゲリラ豪雨というのが、流行っています。天候関係の雲の上の方々が流行らせています。あれは非常に困ります。
6年ほど前ですか…、夜、友人の家から車で帰宅していた時に、僕もゲリラ豪雨に巻き込まれました。最初は単にすごい雨だなぁと思ったぐらいでしたが、あれの恐ろしさを徐々に体験していくことになります。まず、なんだか道路が渋滞し始めます。車のワイパーは普段まず使うことのない、最速モードで動かしているのですが、それでも間に合わないくらいの雨。運転はほぼ前の車のテールランプが頼りです。なんとかワイパーの隙間から前の方を見ると、道路が冠水して、立ち往生している車が見えます。雨量が道路の排水能力を超えて、低いところに溜まっているのです。

立ち往生下車のドライバーらしき人がいるのですが、ひざぐらいまで水に浸かっているのが見えて、恐ろしくなり、道を引き返すことを決意。若干、道路中央が盛り上がっていて、行けるかな、普段なら絶対行かないな、という段差を乗り越えてUターン。ガリッと、若干車のお腹をこすったような音がしました。しかし、立ち往生よりマシです。

その日行った友人宅は、結婚後の新居だったので僕も行くのは初めてで、やや不案内な土地だったので、高速道路に乗ってしまおうと思い立ちました。高架道路なら冠水の心配はあるまいと。変に知らない道を迂回して、また冠水してたらえらいことだと思い、最寄りの入り口に向かいました。そして首尾よく高速入口に着いたのですが、案内板を見ると、「○○出口冠水通行止め」みたいな表示が。何かすごいことになってるんだなと、まぁ僕が降りる所じゃないからいいやと、そのまま高速に乗りました。
相変わらずの豪雨の中、一路家路に。5分ぐらい走ったら、あろうことか、高速道路のくせに冠水していました。高架の排水能力も上回るゲリラ豪雨。さすがに高速道路を引き返すことはできません。でも、さっきの地上の冠水よりは、全然浅かったので、何とかクリア。九死に一生を得てみました。いやぁ、危なかった。しかしもう平気だねと、もう5分ぐらい走ったら、今度はさっきの地上よりヤバい冠水が待ち受けていました。

池みたいになっている、僕の行手には、何台も立ち往生している車が。タイヤ全体が完全に水に浸かっています。ちなみに、僕の着座位置はタイヤの中心、アクスルシャフトぐらいの高さなんですけど…。さすがにもう、これは終わったか、まだ買って1年ぐらいの車なんですけど。勘弁していただきたいんですけど。とか思いながら、あと200メートルで、この車もあの立ち往生車の仲間入りかと、諦めそうになりましたが、とりあえず最善は尽くそうと、少しでも高そうな道の端に位置取りました。そして、ノロノロ運転でもマフラーから水が入らないように、ギアを1速に落とし、7000rpmぐらいエンジンを回しながら、祈るように水の中に進入。窓のすぐ下まで水が迫る中、頼むから水入らないで!と祈るように通過。なんとか事なきを得ました。もう気が気じゃなかったですが、助かってよかったです。翌日、車を洗いましたが、エンジンルームからいろいろゴミが出てきました。

とまぁ、ゲリラ豪雨などろくな物ではござらぬとお伝えいたしました。普通のにわか雨にしてくださいということですね。そしたら、虹とかも見えますよという話です。ちょっと父に相談にと、表に出たらすごく濃い虹が出ていました。時間は16時。強い西日が差す中で、大粒のにわか雨という天候。あわててカメラを取りに帰り、すばやく撮影。しかし、虹の出所がものすごく近く、焦点距離21mmでも、きれいな半円を描く虹の全体を捉えきれません。やむなく一番コントラストの強い部分をパシャリ。そしてよく見れば…

なんと、虹が二重に。内側の太い虹がメインだと思われますが、外側にも虹が見えます。そして外側の虹は色の順番が、内側と逆になっています。後で調べたところ、副虹というらしいです。これを見た人は、何か願いが叶うとか。いやぁ、いいものを見ました。欲を言えば、もっとキレイに撮りたかった…。実物はもっと色が濃かったんですよ。焦って撮ったためか、全然再現出来ていません。
そして、ものの5分で雨が止み、虹は消えてしまいました。実に儚い。だからこその吉兆かも知れませんが。。