X1carbonを使おう リカバリーディスクを作る

SanDiskを導入
ようやくX1carbonを使う話になります。買ってからもう3ヶ月になろうかとしていますが、半分以上は初期不良対応に費やされました。。せっかくのハイエンドモデルだから、気分よく使いたいではありませんか。そういった意味で、キータッチや、タッチパッドのフィーリングは重要な要素です。特にThinkPadはそれが命だし、それ目当てで買ったので、少々こだわらせていただきました。というわけで、時間はだいぶかかりましたが、まあまあ納得のいく物を用意してもらえました。細かい部分はまさにいらんことなので書きませんが。Ultrabookのような薄い物を作るのは、かなり難しいことのようですね。

さて、改めて何故ThinkPadを買ったのかと申しますと、Windowsにしかないソフトを使うため…でした。主にプログラミングとか描画なんですが、待った無し的な時期になってきて、ようやく使用開始です。

と、その前に、リカバリーディスクを作っておきましょう、ということで作りました。昔なら、CDあるいはDVDなどが付いてくるところ、昨今は自分で作れということになっているようです。確かに、使うか使わないかわからないような物ですし合理的です。メディアとしてはどうもUSBメモリなど使うとクールらしい…ので、何かいいものはないかと探した結果、SanDiskの物を買ってみました。上の写真がそのパッケージですが、英語標記です。日本では売られていない並行輸入品を調達しました。なぜなら見た目がカッコ良かったのと、安かったからです。その程度の理由です。

ThinkPadに合います

何より黒と赤で、ThinkPadに似合うのがよろしい。テクスチャーも合っているので言うことなしです。大きい方のExtremeはREAD:90MB/s, WRITE:55MB/sを、ほぼその通り実現できています。小さい方のCruzerFitはそこまで早くないですが、遅いとも感じません。両方とも素敵なデザインで何よりです。加えて大きい方は、普段はコネクタをしまうような構造ですが、このコネクタの出し入れ機構が大変いい感じで、操作感が気持ちいいです。最初はこっちをリカバリディスクにしようかとしていたのですが、あまりにもったいないと思い、小さい方を買い足した次第です。

 

ちっさい

CruzerFitはネットでの評価で、あまりに小さいため、USBポートに差し込んだ後取り出すのが難しい、とのコメントを見たのですが、X1carbonの場合はご覧の通り、容易に取り出し可能です。逆に言うと少し出っ張ります。かと言って邪魔ということもないです。

大航海時代の海賊を観察する

というわけで、ファミコン大航海時代を始めました。忙しくても、適切なストレス発散は必要だということでやります。「大航海時代」は、その名の通り大航海時代における冒険者になって、世界中を船で冒険して周るゲームです。16世紀のポルトガルおよび世界が舞台です。コロンブスとかバスコ・ダ・ガマ、マゼランあたりが活躍していた時代です。彼らはゲームには出てきませんが、ああいった活躍を自分でやるのが醍醐味です。

航路を開拓したら、その後は貿易で稼ぎます。史実のようにアジアから香辛料をヨーロッパに持ち帰ったりできます。またその航海中、海賊が襲ってきたりするのもリアルです。非常に鬱陶しい奴らですが、今回はこいつらにスポットを当てることにしました。海賊退治でストレス発散し、なおかつ研究を楽しみます。

らんぼうロジャ

画面は航海中の様子です。望遠鏡で調べると、海賊船かどうかがわかります。こちらはあらかじめ大砲などで重武装の上、荒くれ者をいっぱい載せて、海賊退治する気満々で航海しています。しかし、相手は今はやりの海賊なので、気を緩めること無く攻撃しないといけません。何と言っても奴らはいずれもふたつ名を持つ猛者ばかりです。まず見つけたのは「乱暴ロジャ」です。大きな船ばかりの艦隊でしたが、なんとかやっつけました。本来海賊は小舟で油断させて襲ってくるらしいですけどね。

うつぼのロシェ

続いて「うつぼのロシェ」をやっつけます。海賊っぽい悪徳感にあふれたドット絵です。

ふきつなジーコ

海賊というのはユニオンを組んでいるらしく、海賊退治にせいを出していると、逆に海賊に狙われて、向こうから襲ってきたりします。あまり強くもなかったですが「不吉なジーコ」とか、時代的には嫌な感じで怖いネーミングなのかもしれません。

ごくあくビリー

倒しても倒しても、次々に現れる海賊軍団。これぞ「大航海時代」の醍醐味です。「極悪ビリー」とか怖そうなやつが現れてきます。さすが海賊ユニオン、様々な人材を揃えています。実に多様な人材が現れて、海賊稼業の奥の深さを見せつけてきます。これは一昔前の時代劇感があって、大変興味深いものです。

ふじつぼジョン

「ふじつぼジョン」です。先の「極悪ビリー」はだいぶ悪そうですが、「ふじつぼ」とふたつ名がついても、あんまり怖くないと思われます。むしろ何故こんなふたつ名が付いたのか不思議というか、想像力を掻き立てられるあたり、さすがファミコンです。例えば「ふじつぼ」だと、船の手入れが悪くて船底にふじつぼがびっしり付いているせいで船が遅いとか、逆にふじつぼが付きまくるぐらい船を長く使っているベテラン海賊で、実は手強いからとか、いろいろ想像させられます。

ておいのディノ

「手負いのディノ」ときました。こうなると頑張って怖い由来を考えてあげようと思っても、思いつきません。手負いかあ…。なんか白兵戦が得意とか…。でも手負ってるしなぁ…。なんか気の毒なふたつ名です。もうこの名前で通ってしまっているので、ナメられたりしているだろうな。ユニオンに改名を申し出て下さい。

じたんだダン

それ以上に気の毒なのが「じたんだダン」提督です。「バカヤロー、せっかくの獲物に逃げられやがってー」とか、部下に怒鳴りつけながら地団駄を踏んでいる姿が目に浮かびます。部下につけられた徒名状態です。あるいは「じたんだ」は「じだんだ」じゃないので、実は「自嘆だ」という自画自賛系の人か、「事端だ」という事件の始まり、または「時短だ」というせっかち提督かも知れません。いずれにせよ特に怖くないので、さっさとやっつけました。

ぬけがけホセ

でも、そんなに落ち込むことはないですよ。「抜け駆けホセ」提督のように、怖くないけどしたたかに生き抜いている人もいます。ずる賢い感じで、ユニオンの嫌われ者。でも稼業は成り立っているナイス経営者です。

ぜつりんドン

「絶倫ドン」こういうやつもいます。群を抜いて優れているというのが本来の意味ですが、別の意味に取られてしまうというか、こういった担当者もいるところがユニオンの奥深さ。

どくばりヒュー

そういった芸人海賊ばかり紹介していると、また海賊に狙われてしまうので、最後に本格派もご紹介しましょう。「毒針ヒュー」提督の登場です。毒針をヒューと吹いてくるんでしょうね。なんとわかりやすく、また卑怯そうで怖そうなテロリズム感を、短くかつ具体的に表した名前でしょうか。仕事人か忍者みたいな海賊です。

もうけんベック

そして「猛犬ベック」提督です。これは文句無しに怖い! 猛犬の群れとかに襲われたくない! こういった動物に例えられるのは、案外具体的に害を想像させて怖いのかもしれません。動物に例えられる海賊には注意が必要かも…。

きょうけんペロ

と思っていたら、なんと「狂犬」が現れました。これはいかん。狂犬とか、猛犬以上にヤバそう。
なんだけど、名前が「ペロ」なんですよね。なんてかわいい犬。狂犬なのにペロ。飼い主はかわいく育ってほしいと思って名付けたでしょうに、こんなにグレてしまいました…。ペロという名前なのに、ふたつ名を付けたやつはもうちょっと考えてやれよと言いたくなります。でも「きょうけん」なので、実は「強健」であって健やかに育ったのかもしれないし、「強権」で実は海賊の大物、あるいは「強肩」で来年からはプロ野球での活躍が期待されているとかかも知れません。

でもやっぱりペロには「狂犬」が似合います。狂犬病って別名恐水病って言われますし、水を極端に恐れるようになるんですよね。実はこいつ泳げないぞとか。あと残念ですが、発病後は致死率ほぼ100%です。この点は非常に怖いです。皆さん野犬に噛まれないようにしましょう。では、噛まれないように砲撃で退治してまいります。最後にペロちゃんの最期の遠吠えをお届けします。

きょうけんペロの遠吠え

ペロw。というわけで、海賊退治でストレス発散しましたとさ。さて仕事がんばろうっと。

 

 

ファミコンやりたいな

ニューファミコン

最近、電子部品をいろいろと買っています。やや特殊なICになると、国内外の部品通販サイトにお世話になることが多いです。Digi-key, MOUSER, RSonline, Chip1stopなどなど、サイトによっていろいろ個性があり、得意な取扱分野とかも様々で、同じ部品でも結構値段が違うものです。あとは、梱包の違いに個性が感じられます。あるサイトは、リール巻の部品などは注文数で切り分けて、梱包していますが、別のサイトは5個とか10個の単位で切り分けて袋詰めしてあって、それを何袋も束ねて送ってきたりします。なかなかの過剰梱包感なのですが、管理面を考えると割安なんでしょうか。確かに前者のサイトは、明らかに人が分けて梱包している感があります。担当者によって、貼っている部品明細のシールが逆だったり、緩衝材と明細書の梱包順が違っていたりします。
どっちかというと、人が分別梱包しているサイトが多い気がします。同じものを100個ぐらい注文するときっちり100個入っているサイトもあれば、5個ぐらい多いおおらかなサイトもあります。少なくなければ良しとしているのでしょう。1個1円しない部品ですしね。でも、かつて1個1000円するICを2個頼んだら5個入っていたことがありました。請求は2個分の料金だったのでいいんですが、あちらは大丈夫なんでしょうか。

 

それはさておき、世界ではいろんな国が電子部品が生産しているものだなあと思います。アジア系の国が多いですが、東欧とか中米のものもあります。

コスタリカ

コスタリカ産です。珍しい感じがします。日本的にはあまり縁がない国です。でも見ていたら何だか「大航海時代」がやりたくなってきました。「大航海時代」とは光栄のシミュレーションゲームで、20年ほど前の作品です。中学時代にハマっていたのですが、思い出してしまいました。僕はFF7ぐらいから最新のゲームに付いていけなくなったので、以来全然ゲームはやってなく、ゲームと言えば、一番ハマっていた時代のファミコンかスーファミが思い出です。特にファミコンはやはり0.1から90を生み出すエポックメイキングだったんだろうなと、しみじみ思われて懐かしいし、改めてすごいと思わされます。技術的なもの全般に、高度になりすぎて人間が付いていけなくなっている気がします。ファミコンのソフトと人間の関係ぐらいがちょうどいい気がします。機械がかわいいものであるというか、あのバグリ具合を人間が使う感じが好ましいです。というわけで、みなさんファミコンやりましょう。

 

幸い、ニューファミコンならまだ家にありました。デジタルテレビ的にもまだ、RCAの赤白黄色プラグに対応してくれています。早速接続して電源スイッチをオンするも、うんともすんとも言いません。せめてスンぐらいは言ってほしかった。さてこれはどうしたものか。
スンとも言ってくれるなら、カセットの接触が悪いのかなと、カセットの差し方を微妙に変えてもう一回スイッチオンとか、懐かしい感じで楽しめるのですが、スンとも言わないならこれは多分電源がやられているなと、嫌な予感がしました。
ネットで下調べしてみると、ファミコンのジャンク品はヒューズが飛んで動かなくなっているものが多いらしいです。ううむ、これはヒューズ交換かなと思い、本体を裏返してみると、特殊なネジ穴のビスが使われています。その辺で売っているようなトルクスでは無いようで、秋葉原なら対応するドライバーがありそうな感じですが、ちょっとにわかには手に入りそうもない気がしました。

ヒューズを飛ばした覚えも無いので、ACアダプタがやられていてほしいなと思い、テスタを当ててみると全然出力が出ていませんでした。おお、こっちかとやや安心。これまたネット情報では、純正のACアダプタは変圧器とダイオード2個、平滑用の電解コンデンサのみで構成されているようです。おそらくコンデンサの容量抜けかなあと思いました。しかし開けて修理しようとしても、これまた変なビスが使われていて、開きそうにありませんでした…。しょうがないので汎用ACアダプタで代用できないか検討してみることにしました。

純正ACアダプタの極性

銘板を見ると、DC10Vというマニアックな電圧。しかも極性をよく見ると、なんとセンターマイナスではありませんか。普通のACアダプタは安全上センタープラスにしてあるものですが、なんでいかにも子供が使いそうなものが、センターマイナスになっているのかよくわかりません。何か深遠な理由でもあるのでしょうか。素人的にはACアダプタなど、その辺にあるものをとりあえず突っ込んでみたくなりそうなものですが、センターマイナスのファミコンに、他の器具のACアダプタを突っ込めば、ヒューズが飛んでもなんの不思議もありません。そうやって壊れていったファミコンも多々あったでしょう…。

じゃあどうしようかという話ですが、いちおう汎用の12V/10WのACアダプタがあったような気がしたので、極性さえ反転させれば使えるよなと思い、ジグを作ることにしました。電圧が違うところは、おそらく脈流ありありの10Vだから、内部でレギュレートしているだろうし、12Vならいいだろうということにしておきました。DCプラグとジャックは、常備している2.1mmのものを使います。

DCジャックのねじを切る

プラグもジャックも8mmのねじです。M8というと、普通はピッチ1.25なのですが、電気部品というのは、機械部品には無い独特のピッチを採用しているもので、プラグがピッチ1、ジャックがピッチ0.75というマニアックぶり。ホームセンターでは対応できないピッチです。まあどういう訳か対応するタップも常備されており、特に問題ありません。

 

タッピング

ABSのパイプがあったのでちょいとねじを切り…、

極性反転アダプタ

こんな感じのものを組み立てます。よし、完成ということで、動かそうとしたら12VのACアダプタとか持ってませんでした。あるのは9Vと15V…。15Vはちょっと不安だったので、ダメもとで9Vを差してみましたところ、なんだかあっさり動きました。

 

汎用電源で動かす

こんな感じで使えそうです。次は大航海時代のレビューやります。

東京に行っていた

行くというか、行っていた。それももう1ヶ月も前のこと。。何だかすっかり、更新停止が通常の状態のようになっていました。忙しいとか気が向かないとか、そういった感じでありましたが、本来の”通常”状態に戻したいと思います。

え〜、パタリと更新が止んでいたのは、お仕事が忙しかったからです。他人に投げることが難しく、自分で終わらせるしかない仕事に、12月中旬ぐらいから取り組んでいました。知らない間に年が明け、初詣ぐらいは行ったけど、もう年末年始のことは全然覚えていません。果たして期限の1月15日に間に合うのか、それしか考えていませんでした。こんなに仕事に打ち込んだのは人生で初めてかもしれません。最終日など、人生で初めて徹夜を敢行しました。いつもは午前4時ぐらいに、流している音楽が早送りのように聴こえてきて、「これはもうダメだ」と寝るか、恐ろしく効率が落ちて、徹夜している意味がないような状態に陥ります。しかし、今回はさすがに寝る訳にも、諦める訳にもいかない仕事なので、全く眠気なしで貫徹。本当は初便の飛行機で東京に行く予定でしたが、キャンセルして午後の便に振り替えこそしましたが、なんとか東京まで持ち込むことに成功しました。

それにしても、1月14日でなくてよかったです。首都圏は大雪で大混乱の最中、東京に行くことすらままならなかったかもしれません。そういった感じですが、徹夜明けからの東京での仕事は、非常に有意義でした。1ヶ月頑張ってよかったと悦に入ったり、思ったような反応が無くて落ち込んだり、しかしトータルでは相当なプラスかなあと。一年ぶりぐらいに東京の友達にも会えたし、いい仕事でした。というわけで仕事は3日間で無事終了しました。

そして次の3日間は東京見物をすることにしていました。というか忙しすぎて、ほとんど無計画…。適当にほっつき歩いたり、工作の材料やお土産を買っていたら、すぐに3日経ってしまいました。一年ぶりの東京は、そんなに変わってないような、そうでもないような…。

復原東京駅

東京駅はだいぶ変わっていました。見事に100年前の竣工時と同じ総レンガ作りで復原されています。特に目地は覆輪目地という特別仕上げで、光の当たり方で建物の表情が変わって見えるらしいですよ。そして、駅の正面玄関から、皇居にまっすぐ伸びる大通りの景色が素晴らしかったです。。

みどりの山手線
電車の方もプチ復原。103系電車を模して、車体をうぐいす色にしたE231系編成が1本用意されて走っています。NHKの朝のニュースで知りましたもので、楽しみに駅に行ってみました。山手線用E231系は全部で52編成ありますから、1時間ぐらい待っていれば見られるはずと、鉄道ファンのアナウンサーさんが言っていました。さて、僕はどのくらいで見れるかなとホームで待っていたら、いきなりやって来ました。いきなりすぎて正面の写真は無理でしたが、一応証拠写真ぐらいは撮れました。こいつは春から縁起がいいやってなもんで。

国鉄式標記
ケータイで撮りました。色が全然違いますが、同じ電車です。車号の書体も当時の国鉄式ですね。

ほこ×ほこ 再び

勇敢な工具のみなさん

1月1日に、ほこ×たてでドリル対金属の第5弾をやっていましたね。OSGの次は不二越という、もうあとは三菱マテリアルぐらいしかないという、順当な参戦でした。僕は不二越のドリル愛用者なので勝ってほしかったのですが、今回も金属の勝利となりました。金属もドリルもお互いにとんでもない硬さなのですが、こういった真っ向勝負では、やはり防御側が有利だと思います。世の中の硬い物質は限られているので、超砥粒以上の研磨剤が現れない限り、ドリル側は厳しいのではないかというのが僕の見解です。今回は超砥粒を使ったドリルで長時間ヘリカル加工するという作戦でしたが、それでも無理でした。硬い金属を削るのはそれだけ難しいということでしょう。形状がドリルでなくていいなら、回転砥石のようなもので、攻略可能だとは思うのですが…。

なんて対決を見て、元旦ぐらいは休んだのですが、2日からは仕事に入りました。SUS304の加工を父に行ってもらい、その後穴あけとねじ切りを僕がやることになったのですが、これがえらいことになってしまいました。相手がSUSなので気をつけていたつもりが、ねじ切りの途中でタップを折ってしまいました。しかもM3タップを…。父の見解では折れたタップの除去はまず不可能。ネットで見ても、絶望的な記事しか見つかりません。

こいつは正月からえらいことになりました。今年のおみくじは小吉だったのですが、なるほどさっそくそれらしい結果となりました。さすが神様はよく見ているものです。しかし、ここで諦める訳にもいかないので、いろいろ試してみることにしました。

まずハイスのエンドミルで、タップを切削する直接対決にもっていきましたが、全く歯が立ちませんでした。ネットによると、せめて超硬エンドミルを使わないと勝負にもならず、勝ったとしてもエンドミルが切れなくなってしまうということでした。超硬フラットドリルは一応1本持っているのですが、そのドリルでしか出来ない加工専用のドリルとして買ってある上、1本¥6000もするドリルなので、本当に最後の手段としてとっておきたいし、できることなら使いたくない…。というわけで、その後は古いドリルを研磨して専用工具をつくり、なんとか折れたタップを逆回しできないかチャレンジするも、ドリルが折れてしまいました。

タップは金属を楽々切れる工具鋼製な上、焼き入れが入っているという超硬い金属。しかも今回は防御側。金属勝負ではまず勝ち目がありません。そこで、ほこ×たてよろしく、こちらも研磨工具で対決を挑むことにしました。まずは手持ちのダイヤモンド砥石で勝負を挑みました。これはけっこう効果があったのですが、勝負を焦って送りを大きくしたら、工具が耐えられず曲がってしまい、使用不能になりました…。

仕方ないので、ホームセンターに行って、軸付き砥石2種とダイヤモンド砥石を購入し、勝負に投入しました。まずはダイヤモンド砥石を投入しましたが、あっという間にダイヤモンドの電着が剥がれて使用不能に…。これはもう不良品レベルの弱さで相当がっかりしました。しかたなく普通の軸付き砥石にしたのですが、これが大変有効なようで一安心。しかし、段々目詰まりして研磨できなくなってくるのと、回転中心付近の研磨速度が足りず、そこがつっかえてそれ以上進めなくなるという問題が判明しました。そこで中心付近に残る突起を別の砥石で研磨して、また掘り下げるという作業の繰り返しを敢行。1回でコンマ数ミリしか進めないのですが、それは本家ほこ×たてでもそんなものなので、しょうがないと割り切り黙々と作業を続けます。

もうそろそろ削りきるかと思った頃、軸付き砥石が急に沈み込み、砕けてしまいました。うわ、やってしまったと思い、砕けた砥石を除去したら、タップの先らしきものも一緒に出てきました。最後に削りきって、どこかに噛み込んでしまった模様です。しかしこれでようやく膨大な時間と工具をつぎ込んだ復旧はなんとか成功しました。これは本当に厳しかった。ステンレス用のスパイラルタップ1本、ドリル1本、軸付きダイヤモンド砥石2本、軸付き砥石1本を失って、折れたタップをやっと除去とは、何たるマイナス工数。せめてこれが厄落としになってもらいたいものです…。

ほこ×ほこ

予告どおり大変忙しく、サイト始まって以来の更新のまばらさですが、せめてもう少しは更新したいということで、公開しても差し支えない工具作りを公開してみます。

「ほこ×たて」という番組で、矛盾するふたつの物を対決させるという趣旨の企画をやっていますが、その代名詞になっているのが、ドリル対金属の穴あけ対決です。これはなかなか面白いと思うのですが、うちの工具作りがそれに似てなくもないので、紹介してみようかと思いました。

ある部品を加工するのに、どうしても市販の工具でしっくりくるものがありません。惜しいものは何点かあるのですがジャストではなく、しかたないので、少し改造して用いることにしました。そのベースになる工具は切削工具なので、結構どころかかなり硬い金属です。それはそのはず、硬い材料といえど、切削工具が負ける訳にはいくはずもない。ですから工具鋼や凝った表面処理を施したもの、超硬合金など、切削工具は硬い奴らのオンパレードです。

この方々に金属で真っ向勝負しても、良くて引き分け、基本的には負けることになるので、研磨で勝負するしかありません。ほこ×たての対決でも、ドリル側はこの戦略を採用しています。研磨工具から見て、肉を斬らせて骨を断つという、自らを削りながらも、相手を削るという敢闘精神に頼るしかありません。

では、切削工具対切断砥石のほこ×たて対決開始です。といいたいところですが、よく考えると両方とも切削工具の仲間なので、ほこ×ほこ対決のような気がします。だからまあ普通に決着はつくよな…と思いました。それはさておき。

対決開始
対決開始です。ご覧のとおり火花が散っております。「とろける鉄工所」によると、火花の散り方によって、含有している炭素の割合がわかるとか。火花が散った後、さらに破裂するように散っている散り方と数が多いほど、炭素を多く含んでいる、つまり硬いことがわかるそうです。さすがは工具鋼。かなりの炭素含有量です。なかなか切断砥石が進みません。この間、摩擦熱がたくさん発生し、アチチになります。アチチが過ぎると、工具の焼き入れが取れてしまうので、冷やしながら研磨します。そして無事切断完了。ほこ×ほこ対決は切断砥石に軍配があがりました。

先端を研磨
そして、先端をきれいに研磨します。これまた盛大に火花が散ります。

出来上がり
先端を丸めて出来上がり。これで作業がはかどるはず。大晦日と元旦ぐらいは休めますように…。

 

年末大掃除

師走は過ぎていくのがとても早いですね。もう1週間も経ってしまいました。そんな早い時の流れに負けないように、年末の大掃除をもうやってしまおうと思い立ちました。実験室発足当初に比べて、物も増えてきたので、模様替えもついでにやってしまおうと思い立ったので、やってみました。

新しくなりました。実験室初公開です。窓は南向き、6畳間全体を実験室としております。古くは父の部屋→父のラジコン製作室→父の機械設計室→現在にいたる歴史ある部屋となっております。写していませんが、雨漏り(修理済)の結果、天井がフニャフニャしているとかは気にしないで使っております。あと贅沢は敵だということで、出来るだけ物は再利用することにしています。よく見ると手前の机は小学生などがよく使っている学習机だったり、奥の机もドラフターを水平にした物だったりします。さらに奥の壁に掛かっている棚は父が使っていた物なので、40年は経っているだろうと思われます。置いてある棚は僕が学生時代からコツコツ買い増しした無印良品の棚です。

手前の机は、事務作業用にしています。パソコンが並んで贅沢風ですが、奥のX61は2万円、中央の21.5inchモニターは1万2千円です。X1 carbonは贅沢品です。ごめんなさい。この21.5inchモニターは、お隣の国のメーカー製です。今までは手を出してきませんでしたが、世界的に好調なようなので、どんな物なのか買ってみました。写真や画像を扱うのでなければ、十分使えそうです。TN液晶なので視野角はそれなりですが、僕の用途には関係ありません。ネット上で指摘されていたのですが、モニターを支えるアームが弱くて、ちょっとした振動でも揺れてしまうという症状は確かにありました。そんなに気になるほどでもないかなとは思うのですが、ワークスペースを広げるのも兼ねて、机の奥にサイドチェストを置いて、その上に設置しました。これなら机が揺れても、モニターは揺れません。FullHDなので、X1 carbonからHDMI接続して、デュアルモニターとして使います。1万円ちょいでデュアルモニターが出来るとは、すごい時代になったものです。これで国産だったらいうこと無いんですけどね。コストパフォーマンスからすると、これに勝つのは結構きつそうな気がしました。

奥のラボ机です。学習机の上半分を移植してあります。そしてそこには贅沢な設備が…。これには触れないでおきましょうか…。今までオシロなしでなんとかやってきましたが、ちょっと限界が来たかなと感じ…。でも、他は質素ですよ。電源装置は中古ですしね。前回の公開からもう1個増えました。両方とも表示がややふらつく問題品ですが、使えないことはないです。

こちらはホームセンターでも売っているテスターですが、ちょっと台座を作って、斜めに立つようにしました。ちょっといいやつだと普通にある機能ですが、安くても使えるようにしてみました。

工具も増えたので、以前から少し改造して、多く載せられるようにしました。ワイヤーストリッパーなどが増えました。AWG34とか驚異的に細い電線を扱うようになったので、導入しました。ニッパー1本でなんでもこなすのが電気屋の心意気とか思っていましたが、さすがにAWG34は厳しいです。やれないことは無いですが、失敗もするのでやはり必要だと判断しました。

最後に、照明はミゼットレフランプ型のLED電球です。正直なところ、LED電球は買うにはまだ早いと思っているし、白熱電球の方が好きなのですが、机を照らすにはこのランプはいいなと思い、買ってみました。LEDの弱点は光の指向性だと思いますが、この用途にはむしろメリットになっています。仕事場に電球色は似合わないし、そういった意味でもこの電球は面白いLED電球だと思います。ビバTOSHIBA。

そしてこの電球を、渋いソケットに付けました。「3号国民ソケット」と言います。松下電器の原点と言える商品ですよね。なんと未だにMade in Japanで作られています。これがいいなと思ったのはスイッチの操作感です。ひもを引っ張るとカチッ、カチッと気持ちよくON/OFFが切り替わります。この操作感はPanasonicならではだと思います。かなり初期の電気系インターフェースですが、こんなに気持ちよく接することのできるスイッチはそんなにないと思います。

さてさて、新しくなった実験室で、年末年始開発進行を始めます。年明けに大きなイベントがあるので、なんとかいい物をそれまでに作らないといけません。机の上はしばらくこんなきれいな状態には戻らなそうです。

 

X1carbonの検討 来ましたよ

届きました。いろいろ触っています。
現在、主にMacBookProを使っているのですが、最初に触った時に、その操作感の良さにいたく感心したのをよく覚えています。iPhoneなどのスマートフォンの操作で一般的になった、タップとかスワイプとかああいうタッチパッド上の操作ができるのにまず驚きました。そしてハードの出来はもちろんよくて、ソフト的にもよく練られているなと思わせるなめらかな使い心地に感心しました。人間が考えていることを、出来るだけストレス無く、スムーズにパソコン内に反映できるというのが、インターフェイスの使命だと思いますが、この点macの良さは相当満足いく所が多かったです。

ではThinkPad X1 carbonではどうだろうかと、かなり興味のあるところではありました。IBM時代から大変評判が良く、フリークの方々の中でも、キーボードやトラックポイント(キーボードの中央にある赤いポッチですね)の操作感の良さを挙げる方も多くいらっしゃいます。 そういった方々にとっては、このX1 carbonのキーボードは何やら不満があるとかないとかという話を見かけます。キーが独立して配置されているアイソレーションタイプになったので、そこが不満の種だそうです。そしてキーストロークがやや少なくなっている点も不満だそうです。

しかしながら僕としては、この点はどうでもいいと思っています。僕は、筆圧がものすごく小さい人なので、キーボードだってなるべくストロークが小さい方がいいです。なるべく少ない力で、正確に入力できればそれでいいんです。macのキーボードも最近はアイソレーションだし、ストロークも小さいですが、僕はこれがいいと思っています。

そういった意味では、このX1 carbonのキーボードは、macよりさらに良かったです。キーそのものがしっかりとキースイッチに固定されている感じがします。そして、キーストロークが短めかつ荷重が軽いです。軽いのにしっかりとした押し心地で、しかもキーが弱々しい感じがしないので、不安のない軽い打ち心地が得られていると思います。トラックポイントに対応したマウスボタンにあたるボタンも、驚くほど素晴らしいタッチです。こんないいボタンがあるのかと本当に驚きました。

僕にとってパソコンやタブレットの類いの良さは、インターフェイスの良さが大きなウェイトを占めているので、今の所X1 carbonの印象はとても良いです。今の所へビーユースの予定は無いのですが、ヘビーな仕事も任せたくなっています。

X1carbonの検討 最終アプローチ

ついに明日、ThinkPad X1 carbonが届きます。決済からの所用日数は、購入時に表示された生産20営業日+配送4営業日とは、全くもって一切違う生産6営業日+配送6営業日という、予定もへったくれも無い、まさに予定は未定という言葉がぴったりな、実におおらかな、いや生産に関しては大変よく頑張った、しかし配送のCEVAは何をやっているんだという、なんともすごいスケジュールで届きそうです。

そもそも、当初の予定は11/28出荷の12/5配達だったのですが、それが11/25出荷の12/2配達に早まり、そこからさらに11/29配達に早まりました。どんどん早まってくれるのは素晴らしい。早まるなとは言いません、どうぞ早まって下さいと拍手喝采でした。その上出荷日は、出荷予定日表示が11/25のままで、実際には11/21に出荷という、何か部品を付け忘れていやしないかと、若干心配になるぐらいの突貫生産ぶりです。これはもう11/25に届くんじゃないかと思ってしまうような強行軍状態に、ウキウキしてしまいました。

しかし…、そこからが長かった。トラッキングで見てみると、出荷地の蘇州で3日ばかりゆっくりしているではありませんか。休日でもあるまいし、何をやっているのかとやや憤慨。そこから成田に貨物機が飛んでいるのですが、日本の税関は仕事が速く、速攻で通関しています。これが25日の話なので、国内配送でもやはりゆっくりしています。なんだかこう…、せっかくの超速生産が打ち消される遅配ぶりに驚きました。Digikeyなんかだと、アメリカから4営業日でしっかり持ってきますけどね…。

でもトータルでは予定よりずいぶん早いので、文句を言う筋合いではありません。そんなぜいたくを言ったら罰が当たりますな。

ペンシル型S極検知器を試作する

連休を利用して、弟の家族が帰ってきました。5歳の姪と1歳の甥が、家中を所狭しと走り回り、家がにぎやかになる秋の愉快な風物詩みたいなものです。帰ってくるたびに、弟とは少し技術の話をするのですが、今回の話は磁気検知器を作りたいというものでした。

弟は生産技術に関わるエンジニアなので、製品組み立て中の検査とか、出荷前の性能試験に使うジグを作っては、QCサークルのテーマにして、いろいろと業務改善を図っています。そして今回、新しいテーマとして、磁石のS極のみを検知するジグを作りたいんだそうです。

磁気センサと言っても、一般の人にはあまりなじみが無いように思うのですが、半導体の一種にホール素子という物があり、これで磁気を検知することが出来ます。旭化成がCMでやっているアレです。そのCMで言っているように、ハイブリッド車で使うブラシレスモーターを回すために欠かせない素子です。その他、今では少なくなりましたが、折りたたみ式のケータイなんかは、これを利用して開いているか、閉まっているかを判断するものもあります。

そういった風に、意外に身の回りにあったりするので、僕のような一般人にも磁気センサは手に入れられます。まだブログには書いていないですが、以前、磁気センサを使った回転数カウンターを作って、農機の一部に使用しています。ですので、磁気センサの在庫は持っています。ところが、今回必要なのはS極のみを検知する装置で、僕が今持っているのは、N極もS極も両方検知する両極検知型センサです。買う時に、S極検知型のセンサも目に入りましたが、両極検知できた方がいいよなと思ったし、片側だけ検知する用途が思いつかなかったので、迷わず両極型を購入しましたが、予想だにしなかった片極検知の用途が来てしまいました。今回は弟がS極検知型のセンサを持っていたので、それを分解して使用することにしましたが、片極型も今度買っておこうかなと思いました。

そういうわけで、弟はペンシル型のS極検知器を作りたいと、いろいろアイデアを練っているようでしたので、ちょっと製作に協力しました。弟が帰省中の実質2日しか期間がないので、あり合わせの材料で作ります。

まず、電池駆動にしないといけないので、電池ケースが必要です。素子類の必要電圧は5Vなので。4本電池を使うのでなければ昇圧回路も必要です。当然ここは電池1本から昇圧だろうということで、HOLTEXのHT7750Aを使用して、5Vを作ることにしました。ではひとまず、電池ケースを作ろうということで、削り出しに着手します。

以前から、単3電池のケースとして有望視していたのが、ホームセンターで売っているφ16mmのステンレスパイプです。内径が14.5mmぐらいなので、直径14~14.2mmの単3電池にぴったりなのです。問題はぴったりすぎて、配線など他のものを通せないことですが、ケースの端側にマイナス極を配して、ケースに電流を流せば配線が不要になり、ケースとして使用できます。という訳で、次のような部品を加工しました。

アルミ棒を旋盤加工して作った部品です。裏からM4のネジを締めて、そのネジ山に外径4mmのバネをねじ込み、電池のマイナス極を受けつつ、電池をプラス極側に押し当てる役割を果たします。

そしてステンレスパイプを切って、上記のパーツを圧入しました。当然アルミからステンレスパイプには電流が流れます。こんな感じで、電池サイズにぴったりな単3電池ケースが出来ました。

重要なのはプラス極側です。ABS樹脂を削り出してこんなパーツを作りました。軸の中心に見えるのがプラス極端子で、電池の+ー逆接続を防ぐため、凹ませてあります。円柱部分の外周を一部削って設置したのが、ステンレスパイプとの電気的な接触部です。タマゴラグを使って、そのバネ性で接触させています。同時にパイプが外れないようにする役割も持っています。この部品によって、電池ケースから電線に電気を取り出す準備が完了しました。

基板は電池ケースに合わせて、細長く仕上げました。こちら側は1.5Vから5.0Vを作る昇圧回路と、制御用のマイコンが乗っています。そして右端についているのがホールICです。ホールICの出力はオープンコレクタですが、あまり電流が取れないようだったので、PIC12F1822を介して、ややインピーダンス変換し、20mAでLEDを駆動することにしました。

逆側は、電源スイッチと表示用のLED、同時に鳴動する圧電ブザーです。何となく秋月で買っておいた表面実装用のブザーがついに役立つ時がやってきました。上記のマイコンは、このブザーを2kHzで励振する発信器の役割も兼ねています。単なるインピーダンス変換なら、シュミットトリガのTC7S14Fで済まそうと思っていたのですが、ブザーが必要だったので、ひとつだけ残っていたSOICのPICが役立ちました。

そして、基板部分のカバーです。アクリルパイプを切って、フライス盤で電源スイッチが通る部分にスリットを入れました。先端側には丸く切ったアクリル板を接着し、旋盤で外径を切削して仕上げ、サンドブラストで曇らせました。

これらを組み立てると、S極検知器の出来上がりです。すべてはめ込みで組み立てられます。基板はアクリルパイプの内径にぴったり合うように作ってあり、はめ込むだけで固定されます。オレンジに光っているのは電源ランプです。

こちらが動作の様子です。S極を近づけると、青色 LEDが点灯して、ブザーが鳴ります。絵的には地味ですが、すっきりまとまったかなと。あとは必要に応じ、弟がより改良して、実使用にこぎ着けられればいいなと思っております。