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気象通報からの…

バスコで風力12!

気象通報といえば、まず各地の天気から…。そして最初は石垣島の天気から始まります。石垣島って改めて見ると、もう台湾にほど近いですね。北緯24度付近、北海道で北緯44度ぐらいなので、狭い国土でも、同じ国内で緯度20度も違うとは、国内旅行で十分いろんな気候を楽しめる贅沢な国ですなあ。

 

というわけで、

peach!

peachに乗って、行ってきました石垣島。関空発で5000円もしないとは、一体どうなっているのかさっぱりわかりませんが、単なる移動手段と考えれば、まさに十分。初めてLCCに乗りましたが、関空ではターミナルが一般のターミナルとは別になっていました。僕は今まで、よくスカイマークを使っていたのですが、あれってLCCじゃないの?と思っていましたが、peachを利用して、なるほどあれはLCCではないなと思わされました。その顛末は後ほど。。

 

わざわざLCC専用ターミナルを作ったようですが、そんなに違いが、

関空LCCターミナル

あるようなないような。まだ新しいからきれいで、そんなに違和感はありません。銀座ライオンのお店もあるし、出発ロビーもアバンギャルドな感じで、安っぽすぎませんでした。天井などは鉄骨むき出しでワイルドですが、そういう建築もありますもんね。

機内は少しシートピッチが狭めで、シート自体もローコスト感がありました。後ろの席の人が前の席後ろのシートポケットにペットボトルなど入れると、ペットボトルで背中が押されるという薄さ。後ろの人は気付いていないようですが、僕はもう気になって気になって。ちなみに帰りの飛行機のシートはそうではなかったので、同じpeachでも機体によって違うようです。

 

大鳴門橋

左が淡路島、右は四国です。早朝の様子。早朝・深夜など変な時間のフライトが多いのもLCCっぽいです。機内サービスは普通です。無論、無料の飲み物は出てきませんが、有料メニューはANA系のものがあります。peachは本社が関空にあるそうで、機内アナウンスが関西弁でした。意図的にそうしているようで、関西人じゃない人が関西弁を丁寧にしゃべっていて、聞いたことの無いテイストが斬新でした。

 

懐かしいカラーリング

2時間半程で、新石垣空港に到着。エプロンには懐かしいカラーリングの飛行機も。続く。

 

 

2列シートの高速夜行バスに乗る

My Flora 東京・新宿発徳島・阿南行

そうそう、東京出張からは高速夜行バスで帰ってきました。思えば、就職して首都圏に行ってから、色々な方法で東京⇔徳島を移動してきたものです。航空機、夜行バス、自分の車・バイク、寝台特急、新幹線+高速バスなどなど。現在は早めに予約しておく航空機、あるいはホテルがセットになったツアー商品が最も安いですが、昔は好奇心もあっていろいろな方法を選んだものです。

この内、新幹線+高速バスは新幹線に乗っているうちは楽、でも時間もかかるし、値段も安くなく、たまに新幹線に乗りたいときとか、ついでに大阪に用があるときなどに利用します。自分の車とバイクは、今は両方とも持ってないし、あっても使わないと思います。体力的に厳しいものがあるので…。寝台特急は東京⇔高松の運転なので、遠回りかつ高額で、乗ってみたかったというだけです。

航空機移動の場合、JAL,ANAとそれ以外ではずいぶん違います。徳島はなぜかスカイマークが早くから就航していたので、利用していましたが、時間的にも内容もあまり変わらないのに、運賃が2/3以下なのは衝撃的でした。今はもう就航していないのが残念です。代わりではないですが、スカイマークは羽田⇔神戸に就航しているので結構利用します。早めに予約出来ないときは、神戸空港までのバス代を入れても、徳島から飛ぶより全然安いです。

そして高速バス。絶対寝れないと思って、使っていませんでしたが、まあ東京→徳島なら寝れなくてもいいかと思い、夜行通常の3列シート車を使用したところ、案の定、一睡も出来ませんでした。徳島から神戸や大阪に行く高速バスでは、知らない間に寝てしまい、あっという間に着いてしまうのに、夜行では寝られないとはこれいかに。

それ以来、夜行バスは使っていなかったのですが、何やら面白いバスがあるというので乗ってみることにしました。観光バスに関する規制が緩和されてからというもの、雨後の筍のように観光バス会社が乱立し、ツアーバスという形で夜行バスなんかも運行しています。筍がバスを運行するので、たまに凄い事故が起きて問題になり、その後適切な方向に規制がかかるという流れにあるようです。

そんな中、徳島県の海部観光という会社のバスが凄いです。大型バスなのになんと定員12名!横2列のシート配置という凄いバスを作ってしまいました。素人的にはこれで採算が取れる仕組みがわからないですが、もう何年も運行しているので、ちゃんと出来ているのでしょう。

My Flora 通路

これ、高速バスの車内ですよ…。ほぼ個室と言っていい配置です。

 

My Flora 座席

これは一体何用のシートなんだろう?と疑問がわく大型シート。枕とフットレスト付きで150度ぐらい倒れて、ほぼフルフラットになるビジネスクラスも真っ青のシートです。そして毛布とスリッパ付き、そうです、このバスは土足禁止なのです。そしてテレビも全席に完備。

 

My Flora 化粧室

また凄いのが化粧室。これもバスの中ですよ…。バスの化粧室は4列シートの片側2列分弱ぐらいが普通だと思うのですが、このバスは4列シートの両側2列分強はあります。通常の4倍以上はあると思います。きれいな手洗いに、着替えスペースもあります。この着替えスペースがありがたいです。スーツのままで寝るわけにもいかないので。

 

My Flora 8739号

というわけで、まさに高速夜行バスの理想といった装備を持っているこのバス。乗務員さんの訓練もよそのバス会社さんより、行き届いている感じがします。気分よく乗れるバスって案外少ないですが、このバスMy Floraは相当おすすめです。これはちょっと徳島県民で良かったと言わざるを得ないです。運賃は同社の3列シート車よりは高いですが、路線バス会社系の夜行バス運賃とあまり変わらない値段で、相当お得だと思います。

 

 

首都圏新車紀行・2013SS・その2

出張最終日。秋葉原から新宿に向かいます。普通なら中央線で向かうところですが、あえて秋葉原の北限・東京メトロ末広町駅から銀座線渋谷駅・副都心線経由で新宿を目指します。

銀座線と言えば、言わずと知れた日本最古の地下鉄線ですが、近年、銀座線初代の車両をモチーフにした新型車両が投入中です。近年というのは、一昨年から投入が始まっているものの、今でも3編成しかないスロー投入だからです。JR東日本の場合、投入するとなったら1週間に1編成の勢いで作りまくって、あっという間に置き換えてしまうので、がらりと様相が変わってしまいますが、その他の鉄道会社ではそんな豪勢なことはできません。

JR東日本とか、JR東海の標準化車両も整然としていてきれいなのですが、東京メトロはどっちかというと線路別に、その線区に合わせた特徴ある車両を作る感じです。それもまた面白いものです。

末広町駅の改札に向かう途中、特徴ある駆動音が聴こえてきたので、もしやと思い軽くダッシュ。

 

銀座線末広町駅・鉄骨鉄筋コンクリート構造

来てました。これが新型車両1000系です。最古の地下鉄らしい鉄骨鉄筋コンクリート構造の向こうを、浅草に向けて進行していきました。この車両、鉄道としては珍しく同期電動機を搭載していて、全電気ブレーキも使うので、停止付近の極低速駆動音が独特です。なので音を聴いたら、見なくても1000系が来たとわかります。その他、カーブに合わせて操舵する台車など最新のテクノロジーをいろいろ搭載しています。黄色い車体は初代をフューチャーしたもので、かわいいですが、中身は最新という素敵な成り立ち。せっかくだから、これに乗って渋谷に行きたいということで追いかけました。

 

1000系ドア上モニター

そして乗車。中身も最新です。標準化されてきつつあるドア上モニター。左は広告、右が行き先・所要時間などの案内です。乗り換えや遅延などの案内もする優れもの。放送とかよりよほどわかりやすいです。全国に展開してほしいですが、今のところは首都圏や関西の中心部のみの採用。E233系ですら首都圏を離れた所まで運用する3000番台には搭載されていません。残念。

 

1000系車両端仕切り扉

車両と車両の間にあるドアはガラス製。営団時代から東京の地下鉄は、妻面を開放的に見せる構造に努力をしてます。遊び心のある模様で衝突防止。古い車両だと、得てして扉が開きっぱなしになったりしますが、この扉は自動ドアでもないのに、開け放しても勝手にスチャッときれいに閉まります。

 

1000系ガラス棚

わかりにくいですが、網棚もガラス製。車内の構造物にガラスが多く用いられ、車内を広く見せる工夫と感じられます。

 

東京メトロ銀座線・1000系

渋谷に到着後、さらに折り返して運転する1000系を撮影。渋谷のビル内にある車両基地からやってきました。地上3階にある渋谷駅地下鉄銀座線ホームで撮影。いろいろと異例づくしの銀座線です。

さて、渋谷の地下鉄と言えばもうひとつ、副都心線が話題です。3月から東急・東武・西武と相互乗り入れを開始して、一大幹線として賑わっているそうな。こちらも新車は少ないものの撮っておきたいと思いました。渋谷駅はホームドアのある地下ホームで撮りにくいので、別の駅に移動します。車内で女子高生が「そんなわけ中目黒」と言っていたので、全列車が停車する中目黒駅に行くことにしました。

 

東急5050系

中目黒駅は東急の駅なので、他の会社の車両に来てほしかったのですが、これでもかと次々に連続してやって来る東急5050系。この車両自体は好きですが、面白くはありませんでした。せめてものちょっと珍しい新宿3丁目行きをば。この日はあんまり時間がとれず、すぐに新宿に向かいましたとさ。

 

 

 

首都圏新車紀行・2013SS

仕事で東京に行ってきました。約半年ぶりの上京です。今回も秋葉原に宿泊しましたが、以前、東北縦貫線の工事状況を俯瞰したホテルとは、別の所に泊まりました。あの時は最上階の18階にあてがわれたので、大変見晴らしが良く、今回もその後の工事進捗が見たかったので、泊まろうと思っていましたが、何だか宿泊料金が以前の5割増ぐらいになっていたのと、そもそも禁煙の部屋が空いていなかったので、断念せざるを得ませんでした。今回宿泊したのは、以前のホテルと道路を挟んで向かいのホテルでしたが、部屋割りの関係で東北縦貫線は見えませんでした。残念。

毎回秋葉原に泊まるのは、電気街でうろうろしてパーツを実際に手に取って見たいからです。宿泊中は何回もパーツ屋さんに通います。パーツを見てアイデアが浮かんで、膨らませてたらまた必要なパーツが出てくる…の繰り返しです。正直言って、最新のパーツなんかは売ってないので、アイデアを創造して、最新のパーツをネットで買って実現する…と漕ぎ着ける場合が多いですが、それだけでは何だか申し訳ないので、そこにある物は買うようにしています。でもやっぱり電気街の真の役割は、デッドストックのパーツ販売にあるような気がします。真空管とか、古いトランジスタとか…。最近のデジタル回路であれば、個人レベルの製作で、電圧・電流の波形をシビアに見ることは少ないし、ほぼ出来合いの回路で済ませられるからネット購入で十分です。しかし、アナログ回路を自作する真のファンにとっては、まだまだ秋葉原は聖地であり続けるでしょう。

ラジオセンターとか、ラジオ会館とか、ラジオデパートとか、戦後の闇市みたいな感じのお店も続いてほしいです。今回ラジオデパート内のお店が割と閉店していましたので、何だか寂しい感じがしました。

で、表題に戻りますと、仕事の合間に駅で写真を撮ってきました。半年も留守にすると、何種類も新車が投入されています。

 

205系埼京線

まず埼京線に向かいました。E233系7000番台が6月30日から投入されるという情報があり、新車を見に行きましたが、全然やってきません。やってくるのは置き換え前の205系ばかり。というか、半年後にはいなくなる205系の方が貴重になるので、撮っておくに越したことはありません。僕もかつて大変お世話になった車両でもありますし。

埼京線は日中1時間あたり10往復程度あるかと思いますが、それでも本当にやってきません。埼京線に来る途中、池袋電車区にヘッドマークを付けた編成1本が休んでいるのを見ましたが、それ以外運用されていないのでしょうか。なんて話を先客のファンの方としながら気長に待ちました。首都圏のファンの中には妙な人もいると聞いていますが、この方は見た目からしてちゃんとしてそうで、挨拶をあちらから頂いたので、僕からもいろいろお話させてもらって、楽しい時間を過ごしました。有休を取っての東海地方からの撮影旅行だそうです。

 

E233系埼京線

待つこと1時間。やっと来ました。ピカピカの新車です。回送ということで、多分りんかい線の訓練に向かう途中ではないかと思われます。

 

E233系埼京線/試運転

その後、赤羽駅を通過する試運転列車を発見。まだ通常運用編成は少なそうです。とは言え、現在8本製造されているので、今月中にはかなり増えそうな気配です。

 

E233系高崎線・京浜東北線

お隣のホームには、高崎線系統のE233系3000番台増備車と、京浜東北線のE233系1000番台が。ここ赤羽駅を通る多くの電車がE233系化され、E231系と合わせて今年中に統一されそうな勢いです。

東京に行っていた

行くというか、行っていた。それももう1ヶ月も前のこと。。何だかすっかり、更新停止が通常の状態のようになっていました。忙しいとか気が向かないとか、そういった感じでありましたが、本来の”通常”状態に戻したいと思います。

え〜、パタリと更新が止んでいたのは、お仕事が忙しかったからです。他人に投げることが難しく、自分で終わらせるしかない仕事に、12月中旬ぐらいから取り組んでいました。知らない間に年が明け、初詣ぐらいは行ったけど、もう年末年始のことは全然覚えていません。果たして期限の1月15日に間に合うのか、それしか考えていませんでした。こんなに仕事に打ち込んだのは人生で初めてかもしれません。最終日など、人生で初めて徹夜を敢行しました。いつもは午前4時ぐらいに、流している音楽が早送りのように聴こえてきて、「これはもうダメだ」と寝るか、恐ろしく効率が落ちて、徹夜している意味がないような状態に陥ります。しかし、今回はさすがに寝る訳にも、諦める訳にもいかない仕事なので、全く眠気なしで貫徹。本当は初便の飛行機で東京に行く予定でしたが、キャンセルして午後の便に振り替えこそしましたが、なんとか東京まで持ち込むことに成功しました。

それにしても、1月14日でなくてよかったです。首都圏は大雪で大混乱の最中、東京に行くことすらままならなかったかもしれません。そういった感じですが、徹夜明けからの東京での仕事は、非常に有意義でした。1ヶ月頑張ってよかったと悦に入ったり、思ったような反応が無くて落ち込んだり、しかしトータルでは相当なプラスかなあと。一年ぶりぐらいに東京の友達にも会えたし、いい仕事でした。というわけで仕事は3日間で無事終了しました。

そして次の3日間は東京見物をすることにしていました。というか忙しすぎて、ほとんど無計画…。適当にほっつき歩いたり、工作の材料やお土産を買っていたら、すぐに3日経ってしまいました。一年ぶりの東京は、そんなに変わってないような、そうでもないような…。

復原東京駅

東京駅はだいぶ変わっていました。見事に100年前の竣工時と同じ総レンガ作りで復原されています。特に目地は覆輪目地という特別仕上げで、光の当たり方で建物の表情が変わって見えるらしいですよ。そして、駅の正面玄関から、皇居にまっすぐ伸びる大通りの景色が素晴らしかったです。。

みどりの山手線
電車の方もプチ復原。103系電車を模して、車体をうぐいす色にしたE231系編成が1本用意されて走っています。NHKの朝のニュースで知りましたもので、楽しみに駅に行ってみました。山手線用E231系は全部で52編成ありますから、1時間ぐらい待っていれば見られるはずと、鉄道ファンのアナウンサーさんが言っていました。さて、僕はどのくらいで見れるかなとホームで待っていたら、いきなりやって来ました。いきなりすぎて正面の写真は無理でしたが、一応証拠写真ぐらいは撮れました。こいつは春から縁起がいいやってなもんで。

国鉄式標記
ケータイで撮りました。色が全然違いますが、同じ電車です。車号の書体も当時の国鉄式ですね。

北海道の動ぶつ探訪


こちらの小さなキタキツネさんだけ野生です。野生地は美瑛で、そんなに怯える様子もなく、何かに化けたりする様子もありませんでした。


こちらは、のぼりべつクマ牧場の方です。肩がないのがかわいいと思います。 続きを読む

学校に行こうか


秋葉原に行ったついでに、秋葉原の少し北にある元学校に行ってきました。
何学校だったんでしょう、小学校ぐらいでしょうか? 秋葉原の街中には、校舎と体育館・運動場が重層化された、いかにも街中らしい学校がありますので、そちらに統合されたのかもしれません。この界隈の正しい事情はちょっとわからないのですが、廃校になった学校の建物をリノベーションして、何かに使うという取り組みは、全国いろんな所で行われているように聞きます。田舎の方だと宿泊施設にしたり、都会だとベンチャー企業が教室ごとの小さな単位で入居したりしている例が多いようです。

そしてここではどうなっているかというと、アート集団が入居する施設になっている模様です。校舎の外観は大きくは変わっていませんが、しゃれた感じに演出されております。塀が取り除かれ、校庭だったであろう部分は芝生張りになっています。校舎へのアプローチは、小宝塚劇場構造で、これまたしゃれています。この部分には多分カポーとか、親子連れのような方々が座ることを想定しているのではないかと思います。

 


正面から入ると、右手はカフェのキッチンになっています。このカフェ目当てで来る人がいてもおかしくないしゃれたカフェです。
写真は玄関正面左手のオープンスペースです(写真奥がカフェのキッチン)。なんだかアート集団的雰囲気をかもす人達が、打ち合わせをしているようです。しかも国際色が豊かです。欧米か! それにしても素敵です。Googleか!です。かっこいいんだけど、椅子は小学校で使っているような椅子で、外しも忘れていません。こういう所で仕事をしてみたいと思う人は多いんじゃないでしょうか。僕もしてみたいです。
正面から奥はギャラリースペースで、その左がアートショップになっていて、2階より上に入居している人達の作品の一部が販売されています。ちなみにこの日のギャラリースペースの展示は、「AKB美術部」でした。なるほど場所柄もあるし、アートの敷居を下げて門戸を広げているのかなとか思いました。「額だけ立派でごめんなさい」と書いてありましたが、絵を飾る額のことでしょうか。入場料の額もかなり立派でしたので、ちょっと入れませんでした。


それでは、2階に上がってみましょう。恐竜みたいなのがいます。さすがアート集団の秘密基地です。何気なくおいてある所がいいと思いました。1階は大きくリノベーションされていますが、2階以上は教室の構造は残して、そこをアトリエや事務所、展示スペース、図書館、店舗などとして使用しているようです。そうはいっても、扉や廊下に面している壁等は、大胆に取り払ったり、新しく取り替えたりしていて、とてもしゃれた感じです。


透明のアコーディオンカーテンで仕切られた展示スペース。ここが教室だったとは思えません。


オープンの展示スペース。少しだけ教室の面影が。


廊下は手洗いがあったり、天井が低かったり、ここがかつて小学校だったんだと思わせます。


踊り場の掲示板が、小学校チック。意識して後から付けられたのかもと思いました。


でも、ちょっと覗いてみると、黒板が残っていたりして、やっぱり小学校の痕跡が。アートだけでもない入居者の方々。黒板と機器類のミスマッチが面白い感じがしました。


そしてエレベータも設置されていたりします。これは後付けでしょうか。自販機は当然後付けでしょうね。


黄昏時に見た光線の感じ。小学生の時は、遅くとも4時ぐらいまでには校舎を出ていたから、夕方の光を受けた校舎内の感じは、寂しさも感じましたが、みんなの知らないところに自分がいる感じが、不思議に魅力的でした。

こういうスペースっていいなあと思って、実際にやってみようという集団がある程度の数いないと、こうやって面白い形にならないと思いますが、さすがは都会。しかし田舎にもこういうのがあってもいいよなあと思いました。都会はいわゆるドーナツ化現象で、中心部にあった学校の廃校舎が都合よく空いていたりするのでしょうけど、田舎の場合はアーケードとか商店街が空いていたりするので、そういうところを使えないかなとか思ったりもします。センスとかやる気のある人達のエネルギーとか、発想を場所的に近づければ、勝手に反応が始まって、面白いことになりそうだなと思いました。

路線図


北海道旅行の帰りに東京に寄ってきました。昔は最寄りの空港から、新千歳に直行便が飛んでいたのですが、今は無く、羽田で乗り換えとなるので、どうせなら久しぶりに、東京を視察してこようということで、秋葉原に宿泊しました。

秋葉原の再開発ぶりたるや、すごいものがあります。10年程前に初めて秋葉原に行ったときは、噂通りの電気街でしたが、今やインテリジェントビルが立ち並び、駅前広場はきれいに整備され、地下線を使ってつくばエクスプレスが乗り入れ、電気街が減って、アニメ街が増えて、それらが混ざり合い、カオスな様相を呈しています。駅徒歩0分の地点に18階建てのホテルがあり、そこに泊まりました。まわりの大抵のビルより高いので、見晴らしがいいです。秋葉原から神田方の写真を撮ってみました。

線路がいっぱい並んでいます。向かって右から、中央快速線、山手線内回り、京浜東北線、山手線外回り、一番左が東北・上越・長野新幹線です。新幹線上にある緑色の橋のようなもの、トラベラークレーンといいます。このクレーン、尺取り虫のように東京駅から上野駅を目指して、動きながら資材を吊り上げては新幹線上に、新しい線路を建設中です。新しい線路の名前は東北縦貫線といいます。

時刻表の路線図なんかを見ると、線路がつながっているように見えるのに、直通運転していない区間があります。この方向に直通運転すれば、乗り換えが無くて便利なのになあ、と思ったりします。ここ秋葉原も南北に山手線、東西に総武線が交わっていますが、実際の駅構造を見ると、両線は直角に立体交差していて、直通不可能なのがわかります。

同様に考えると、東海道本線と東北本線も直線的に繋がっているように見えるのですが、やはり直通運転は無理なのです。そのせいか、東北本線の運転上の終点である上野駅と、一つ南の御徒町駅の間の混雑率は、JR随一の高さとなっています。東北本線や、同じく上野が終点の高崎線・常磐線でやってきた人が、東京方面に行くために、山手線・京浜東北線に乗り換えるために混雑するのです。ならば上野駅終着の電車を、東京方面に直通させて、東海道本線と乗り入れさせれば、従来の乗り換え分で発生する混雑を緩和出来るだろうという発想で、ただいま建設中なのが、東北縦貫線というわけです。この直通運転の思想は、湘南新宿ラインで実現されており、効果を発揮していることから、こちらの直通計画も期待されています。

そうは言っても、新線建設の余地は無いので、どうやって作るの?と思っていましたが、東北新幹線の東京–上野間を建設した際に、線路の上層に新線を増設出来るように、準備工事が為されていたそうです。相当前から都市計画されていたんですね。開通は2014年度だそうです。写真のE233系3000番台が走ります。

国鉄からJRへ

最終日は旭川をうろうろしてから帰ります。JR旭川駅にやってきました。旭川駅に来たのは高校生の時以来です。高校の修学旅行の自由行動時にわざわざ札幌から特急に乗ってきて、30分程滞在して、特急に乗って帰りました。主目的は当時最新の車両に乗ることだったので、とんぼ帰りでもよかったのですが、祖母に北海道の小豆をお土産に欲しいと言われていて、旭川で探したけど見つけられなかったのが、唯一残念だったところです。ちなみに今回は富良野で小豆を買えました。あんこを炊いて祖母におまつりします。

当時の札幌–旭川間の特急は781系「ライラック」と785系「スーパーホワイトアロー」でした。785系は最高速度130km/hで在来線最速タイでした。無論往復ともこちらに乗ったのですが、今となっては781系にも乗っておけばよかったかなとも。現在は781系は引退し、代わりに789系1000番台が登場して、785系と一緒に走っています。名前も「スーパーカムイ」に統一されました。旭川駅も大きく変わりました。地平駅から高架駅に様変わりしています。当時は構内が無駄に広くて、富良野線だけ異様に離れた所にホームがあって、土地の無駄遣い感がすごかったのですが、今やホームは集約され、駅前は再開発中です。そしてとにかく駅舎がキレイ! 続きを読む

旭山動物園 正門

ではホッキョクグマからの鳥類、世界最大の齧歯類、霊長類のみなさんの登場です。