気象通報からの…

バスコで風力12!

気象通報といえば、まず各地の天気から…。そして最初は石垣島の天気から始まります。石垣島って改めて見ると、もう台湾にほど近いですね。北緯24度付近、北海道で北緯44度ぐらいなので、狭い国土でも、同じ国内で緯度20度も違うとは、国内旅行で十分いろんな気候を楽しめる贅沢な国ですなあ。

 

というわけで、

peach!

peachに乗って、行ってきました石垣島。関空発で5000円もしないとは、一体どうなっているのかさっぱりわかりませんが、単なる移動手段と考えれば、まさに十分。初めてLCCに乗りましたが、関空ではターミナルが一般のターミナルとは別になっていました。僕は今まで、よくスカイマークを使っていたのですが、あれってLCCじゃないの?と思っていましたが、peachを利用して、なるほどあれはLCCではないなと思わされました。その顛末は後ほど。。

 

わざわざLCC専用ターミナルを作ったようですが、そんなに違いが、

関空LCCターミナル

あるようなないような。まだ新しいからきれいで、そんなに違和感はありません。銀座ライオンのお店もあるし、出発ロビーもアバンギャルドな感じで、安っぽすぎませんでした。天井などは鉄骨むき出しでワイルドですが、そういう建築もありますもんね。

機内は少しシートピッチが狭めで、シート自体もローコスト感がありました。後ろの席の人が前の席後ろのシートポケットにペットボトルなど入れると、ペットボトルで背中が押されるという薄さ。後ろの人は気付いていないようですが、僕はもう気になって気になって。ちなみに帰りの飛行機のシートはそうではなかったので、同じpeachでも機体によって違うようです。

 

大鳴門橋

左が淡路島、右は四国です。早朝の様子。早朝・深夜など変な時間のフライトが多いのもLCCっぽいです。機内サービスは普通です。無論、無料の飲み物は出てきませんが、有料メニューはANA系のものがあります。peachは本社が関空にあるそうで、機内アナウンスが関西弁でした。意図的にそうしているようで、関西人じゃない人が関西弁を丁寧にしゃべっていて、聞いたことの無いテイストが斬新でした。

 

懐かしいカラーリング

2時間半程で、新石垣空港に到着。エプロンには懐かしいカラーリングの飛行機も。続く。

 

 

気象通報 その2

天気図帳

そういった訳で、船舶の報告です。船舶から経度緯度、風向風力天気気圧が報告されます。これをどのような船舶がどのように報告しているのかが、ちょっと気になります。常に5隻から8隻程度の船から報告されますが、多分、遠洋漁業の漁船あたりか、自衛隊の護衛艦かと推測します。しかし護衛艦は、その位置が知られるのもあまり良くないので、やはり漁船でしょうか。船舶の報告では、往々にして風向風力天気不明、気圧だけわかるみたいな報告があります。よほど大しけでもない限りわかるような気がしますが、何故わからないのでしょうか。それとも、たまにある入電無しという通信トラブルの一種なのか。しかし、人対人で通信失敗というのもあまり納得出来ません。気合いで報告していただきたいものです。

次に、漁業気象です。台風や高気圧・低気圧の位置や勢力、気象前線の位置、霧が出ている範囲、基準等圧線などのお知らせです。項目が多い時は相当早口で読み上げられますので、記録が最も難しいです。特に、前線や等圧線など線の書き方をラジオで伝えるのは、多少無理があると思います。途中通る経度緯度を何点か読み上げて行きますが、点を聞きながら、線を描くのは慣れとセンスが必要そうです。点間の距離は毎回違うし、点間がどのように曲がるのかも当然違います。等圧線などは細かく引こうとしても、情報量がちと足りません。当然のことながら、ラジオとテレビの情報量は圧倒的に違うなぁと思わされます。気象通報は天気図を描くための放送ですが、20分かけて、テレビなら一瞬で送れる情報を伝えているわけです。

かくも渋い情報を伝える気象通報ですが、来春から音声合成による自動放送になるそうです。昔ながらの渋い番組が、最新の技術で放送されるというのが、なかなかシュールです。それにしても、誰の声がベースになるのか、いやそれよりも、アナウンサー個人による聞き取りやすく、天気図を描きやすく聞かせる工夫を、上手に反映してほしいなぁと思うわけです。

アナウンサーによって、全く聞き取りやすさが違います。気温では「30℃」の℃がdぐらいしか聞こえなかったり、℃に近づくにつれて音量が小さくなる人がいます。一方、「1」とか「6」の発音を「い・ち」「ろ・く」とはっきり分けて発音してくれる人もいます。あと、ちゃんと天気図を描いていることを踏まえて、読んでくれているなぁと思うのが、高い風速の後や、天気が雨だった時の後を、少し開けて読んでくれる場合など、いや場合というか人です。

しかし、プロといえども、情報量が多い日などは、番組の残り時間が少なくなるにつれて、読み上げスピードがものすごい勢いで加速していく場合もあります。しかし、途中で切れたりすることはありません。でも、こちらが聞き取れなければ意味が無いのですが…。こういったあたり、情報量が多くても、しっかり時間内で伝えられるようになるんでしょうね。

気象通報

通報と言えば、「警察に通報した」のような使い方しか思いつかないですが、よく思い出してみると、大学時代に聞いたような気がしてきました。情報学だか通信学の授業で、「通報」と「情報」の違いについての講義がありました。通報の状態では、伝達された内容の信憑性がわからないので、情報量はまだ無く、信憑性つまり、その通報が正しい確率と合わせ、初めて意味を持った情報となるといった講義だったと思います。確かに警察への通報の段階では、信憑性の判断が全て正しく出来るわけではないので、なるほどそういうことかと思わされました。

そんな通報ですが、最近気になる通報があるのです。

午前10時の打ち合わせなどに行く際、車の中でラジオを聞いていると、不思議な天気予報をやっていることに気付きました。車が古いせいか、オートチューニングでは、以前は聞くことが出来た関西圏のラジオが全然入りません。地元局とNHKぐらいしかまともに入らないのですが、海に近い地域では、かろうじて関西圏のラジオの一部が入るようで、その局が不思議な天気予報をやっているのです。最初は聞く番組が無くて、仕方なくラジオを付けているような様子でしたが、段々ハマってきて、最近では喜々としてその不思議な天気予報を聞いております。

調べてみると、その天気予報は予報ではなく、「気象通報」というものでした。確かに予報といえる内容は台風の動きぐらいしか無く、後は観測地点の観測結果を淡々と流しているだけの番組です。観測地点も独特で、基本的に沿岸部か島嶼部のみ、しかし国際的で、北東から東南アジア、西太平洋の広範な地域をカバーしています。ルドナヤプリスタニとかセベロクリリスクとか聞いたことの無いマニアックな地名がどうにも気になって、興味がわきました。番組の最初は、「南鳥島では、北西の風、風力4、天気は晴れ、04ヘクトパスカル、31℃」のように、淡々と次々に各地点の気象状況を読み上げて行きます。

興味の無い人でも、天気予報なら聞いていられると思いますが、この気象通報はおそらく聞いていられないと思います。運転中の眠気覚ましには最も向いていない番組のひとつでしょう。しかしシンプルなものが大好きな僕は、この番組の中にいろいろと聞き所を見つけては、1日3回の放送を楽しみに待つようになりました。

まず、通報の内容ですが、各地の天気に珍しい天気があるとテンションがやや上がります。小学校の理科で、天気図の勉強は誰もがしているはずですが、ひょうとかあられ、あるいは煙霧といった、なかなか体験出来ない天気の天気図記号があったかと思います。そういうレア天気が聞けると、何だか得したような気分になるのはご理解いただけるのではないでしょうか? 実際はそんな天気はほとんど出てきませんが、霧雨ぐらいでも割とレアで、意外に嬉しいです。僕はまだ初心者なのですが、ずうっと聞いていると、レア天気はもとより、レア気圧とかレア風力が聞けるようです。例えば気圧ですが、日本に来る台風では勢力の強いものだと950ヘクトパスカルぐらいまで気圧が下がります。では世界最低気圧記録っていくらぐらいだろうと気になりませんか? 反対に最高気圧記録も気になる所です。実はこの両方とも気象通報のカバーする範囲内で発生するようなのです。低気圧では熱帯低気圧の台風系で900ヘクトパスカル近く、高気圧はシベリア寒気団で1100ヘクトパスカル近く行くようです。今は夏なので、低気圧系での記録が期待されます。(すごい台風が来そうなのであまり期待してはいけませんが…)

次にアナウンサーごとの癖が聞き所になります。退職してからの嘱託の人が多いそうですが、一定でなく様々なアナウンサーが担当しているようです。それぞれに聞きやすさを追求して読んでいらっしゃると思いますが、淡々とした内容だけに、アナウンサーの能力がよくわかるように思います。昨今のテレビのアナウンサーなどは、情報量のほとんどを映像に依存する番組にあっては、容姿など、本来のアナウンサーに求められる資質以外の部分で評価される向きがあり、日本語表現力が低下しているように思われますし、生放送や実況中継のアクシデント時などでは顕著に能力不足が現れる人もいるやに思います。その点、ラジオでは言葉と表現力で全て伝えるわけですから、アナウンス修行にはもってこいでは無いでしょうか。ラジオが勤まってから、テレビを任せるようにした方がいいように思います。

さて、気象通報ですが、最初の各地の気象の次は、船舶からの報告です。

 

 

2列シートの高速夜行バスに乗る

My Flora 東京・新宿発徳島・阿南行

そうそう、東京出張からは高速夜行バスで帰ってきました。思えば、就職して首都圏に行ってから、色々な方法で東京⇔徳島を移動してきたものです。航空機、夜行バス、自分の車・バイク、寝台特急、新幹線+高速バスなどなど。現在は早めに予約しておく航空機、あるいはホテルがセットになったツアー商品が最も安いですが、昔は好奇心もあっていろいろな方法を選んだものです。

この内、新幹線+高速バスは新幹線に乗っているうちは楽、でも時間もかかるし、値段も安くなく、たまに新幹線に乗りたいときとか、ついでに大阪に用があるときなどに利用します。自分の車とバイクは、今は両方とも持ってないし、あっても使わないと思います。体力的に厳しいものがあるので…。寝台特急は東京⇔高松の運転なので、遠回りかつ高額で、乗ってみたかったというだけです。

航空機移動の場合、JAL,ANAとそれ以外ではずいぶん違います。徳島はなぜかスカイマークが早くから就航していたので、利用していましたが、時間的にも内容もあまり変わらないのに、運賃が2/3以下なのは衝撃的でした。今はもう就航していないのが残念です。代わりではないですが、スカイマークは羽田⇔神戸に就航しているので結構利用します。早めに予約出来ないときは、神戸空港までのバス代を入れても、徳島から飛ぶより全然安いです。

そして高速バス。絶対寝れないと思って、使っていませんでしたが、まあ東京→徳島なら寝れなくてもいいかと思い、夜行通常の3列シート車を使用したところ、案の定、一睡も出来ませんでした。徳島から神戸や大阪に行く高速バスでは、知らない間に寝てしまい、あっという間に着いてしまうのに、夜行では寝られないとはこれいかに。

それ以来、夜行バスは使っていなかったのですが、何やら面白いバスがあるというので乗ってみることにしました。観光バスに関する規制が緩和されてからというもの、雨後の筍のように観光バス会社が乱立し、ツアーバスという形で夜行バスなんかも運行しています。筍がバスを運行するので、たまに凄い事故が起きて問題になり、その後適切な方向に規制がかかるという流れにあるようです。

そんな中、徳島県の海部観光という会社のバスが凄いです。大型バスなのになんと定員12名!横2列のシート配置という凄いバスを作ってしまいました。素人的にはこれで採算が取れる仕組みがわからないですが、もう何年も運行しているので、ちゃんと出来ているのでしょう。

My Flora 通路

これ、高速バスの車内ですよ…。ほぼ個室と言っていい配置です。

 

My Flora 座席

これは一体何用のシートなんだろう?と疑問がわく大型シート。枕とフットレスト付きで150度ぐらい倒れて、ほぼフルフラットになるビジネスクラスも真っ青のシートです。そして毛布とスリッパ付き、そうです、このバスは土足禁止なのです。そしてテレビも全席に完備。

 

My Flora 化粧室

また凄いのが化粧室。これもバスの中ですよ…。バスの化粧室は4列シートの片側2列分弱ぐらいが普通だと思うのですが、このバスは4列シートの両側2列分強はあります。通常の4倍以上はあると思います。きれいな手洗いに、着替えスペースもあります。この着替えスペースがありがたいです。スーツのままで寝るわけにもいかないので。

 

My Flora 8739号

というわけで、まさに高速夜行バスの理想といった装備を持っているこのバス。乗務員さんの訓練もよそのバス会社さんより、行き届いている感じがします。気分よく乗れるバスって案外少ないですが、このバスMy Floraは相当おすすめです。これはちょっと徳島県民で良かったと言わざるを得ないです。運賃は同社の3列シート車よりは高いですが、路線バス会社系の夜行バス運賃とあまり変わらない値段で、相当お得だと思います。

 

 

首都圏新車紀行・2013SS・その2

出張最終日。秋葉原から新宿に向かいます。普通なら中央線で向かうところですが、あえて秋葉原の北限・東京メトロ末広町駅から銀座線渋谷駅・副都心線経由で新宿を目指します。

銀座線と言えば、言わずと知れた日本最古の地下鉄線ですが、近年、銀座線初代の車両をモチーフにした新型車両が投入中です。近年というのは、一昨年から投入が始まっているものの、今でも3編成しかないスロー投入だからです。JR東日本の場合、投入するとなったら1週間に1編成の勢いで作りまくって、あっという間に置き換えてしまうので、がらりと様相が変わってしまいますが、その他の鉄道会社ではそんな豪勢なことはできません。

JR東日本とか、JR東海の標準化車両も整然としていてきれいなのですが、東京メトロはどっちかというと線路別に、その線区に合わせた特徴ある車両を作る感じです。それもまた面白いものです。

末広町駅の改札に向かう途中、特徴ある駆動音が聴こえてきたので、もしやと思い軽くダッシュ。

 

銀座線末広町駅・鉄骨鉄筋コンクリート構造

来てました。これが新型車両1000系です。最古の地下鉄らしい鉄骨鉄筋コンクリート構造の向こうを、浅草に向けて進行していきました。この車両、鉄道としては珍しく同期電動機を搭載していて、全電気ブレーキも使うので、停止付近の極低速駆動音が独特です。なので音を聴いたら、見なくても1000系が来たとわかります。その他、カーブに合わせて操舵する台車など最新のテクノロジーをいろいろ搭載しています。黄色い車体は初代をフューチャーしたもので、かわいいですが、中身は最新という素敵な成り立ち。せっかくだから、これに乗って渋谷に行きたいということで追いかけました。

 

1000系ドア上モニター

そして乗車。中身も最新です。標準化されてきつつあるドア上モニター。左は広告、右が行き先・所要時間などの案内です。乗り換えや遅延などの案内もする優れもの。放送とかよりよほどわかりやすいです。全国に展開してほしいですが、今のところは首都圏や関西の中心部のみの採用。E233系ですら首都圏を離れた所まで運用する3000番台には搭載されていません。残念。

 

1000系車両端仕切り扉

車両と車両の間にあるドアはガラス製。営団時代から東京の地下鉄は、妻面を開放的に見せる構造に努力をしてます。遊び心のある模様で衝突防止。古い車両だと、得てして扉が開きっぱなしになったりしますが、この扉は自動ドアでもないのに、開け放しても勝手にスチャッときれいに閉まります。

 

1000系ガラス棚

わかりにくいですが、網棚もガラス製。車内の構造物にガラスが多く用いられ、車内を広く見せる工夫と感じられます。

 

東京メトロ銀座線・1000系

渋谷に到着後、さらに折り返して運転する1000系を撮影。渋谷のビル内にある車両基地からやってきました。地上3階にある渋谷駅地下鉄銀座線ホームで撮影。いろいろと異例づくしの銀座線です。

さて、渋谷の地下鉄と言えばもうひとつ、副都心線が話題です。3月から東急・東武・西武と相互乗り入れを開始して、一大幹線として賑わっているそうな。こちらも新車は少ないものの撮っておきたいと思いました。渋谷駅はホームドアのある地下ホームで撮りにくいので、別の駅に移動します。車内で女子高生が「そんなわけ中目黒」と言っていたので、全列車が停車する中目黒駅に行くことにしました。

 

東急5050系

中目黒駅は東急の駅なので、他の会社の車両に来てほしかったのですが、これでもかと次々に連続してやって来る東急5050系。この車両自体は好きですが、面白くはありませんでした。せめてものちょっと珍しい新宿3丁目行きをば。この日はあんまり時間がとれず、すぐに新宿に向かいましたとさ。

 

 

 

首都圏新車紀行・2013SS

仕事で東京に行ってきました。約半年ぶりの上京です。今回も秋葉原に宿泊しましたが、以前、東北縦貫線の工事状況を俯瞰したホテルとは、別の所に泊まりました。あの時は最上階の18階にあてがわれたので、大変見晴らしが良く、今回もその後の工事進捗が見たかったので、泊まろうと思っていましたが、何だか宿泊料金が以前の5割増ぐらいになっていたのと、そもそも禁煙の部屋が空いていなかったので、断念せざるを得ませんでした。今回宿泊したのは、以前のホテルと道路を挟んで向かいのホテルでしたが、部屋割りの関係で東北縦貫線は見えませんでした。残念。

毎回秋葉原に泊まるのは、電気街でうろうろしてパーツを実際に手に取って見たいからです。宿泊中は何回もパーツ屋さんに通います。パーツを見てアイデアが浮かんで、膨らませてたらまた必要なパーツが出てくる…の繰り返しです。正直言って、最新のパーツなんかは売ってないので、アイデアを創造して、最新のパーツをネットで買って実現する…と漕ぎ着ける場合が多いですが、それだけでは何だか申し訳ないので、そこにある物は買うようにしています。でもやっぱり電気街の真の役割は、デッドストックのパーツ販売にあるような気がします。真空管とか、古いトランジスタとか…。最近のデジタル回路であれば、個人レベルの製作で、電圧・電流の波形をシビアに見ることは少ないし、ほぼ出来合いの回路で済ませられるからネット購入で十分です。しかし、アナログ回路を自作する真のファンにとっては、まだまだ秋葉原は聖地であり続けるでしょう。

ラジオセンターとか、ラジオ会館とか、ラジオデパートとか、戦後の闇市みたいな感じのお店も続いてほしいです。今回ラジオデパート内のお店が割と閉店していましたので、何だか寂しい感じがしました。

で、表題に戻りますと、仕事の合間に駅で写真を撮ってきました。半年も留守にすると、何種類も新車が投入されています。

 

205系埼京線

まず埼京線に向かいました。E233系7000番台が6月30日から投入されるという情報があり、新車を見に行きましたが、全然やってきません。やってくるのは置き換え前の205系ばかり。というか、半年後にはいなくなる205系の方が貴重になるので、撮っておくに越したことはありません。僕もかつて大変お世話になった車両でもありますし。

埼京線は日中1時間あたり10往復程度あるかと思いますが、それでも本当にやってきません。埼京線に来る途中、池袋電車区にヘッドマークを付けた編成1本が休んでいるのを見ましたが、それ以外運用されていないのでしょうか。なんて話を先客のファンの方としながら気長に待ちました。首都圏のファンの中には妙な人もいると聞いていますが、この方は見た目からしてちゃんとしてそうで、挨拶をあちらから頂いたので、僕からもいろいろお話させてもらって、楽しい時間を過ごしました。有休を取っての東海地方からの撮影旅行だそうです。

 

E233系埼京線

待つこと1時間。やっと来ました。ピカピカの新車です。回送ということで、多分りんかい線の訓練に向かう途中ではないかと思われます。

 

E233系埼京線/試運転

その後、赤羽駅を通過する試運転列車を発見。まだ通常運用編成は少なそうです。とは言え、現在8本製造されているので、今月中にはかなり増えそうな気配です。

 

E233系高崎線・京浜東北線

お隣のホームには、高崎線系統のE233系3000番台増備車と、京浜東北線のE233系1000番台が。ここ赤羽駅を通る多くの電車がE233系化され、E231系と合わせて今年中に統一されそうな勢いです。

アートフェスを見に行く2

そういったわけで見に行ったLEDアートフェスティティバルですが、印象的だったものを何点かご紹介いたしたいと思います。

閃光

まず、公園に丸いものが碁盤の目の上状にたくさん並んでいるこれ。人が近づくと、様々なセンサーが反応して光り始め、閃光のように走ります。人の動きと光の動きの因果関係がなかなか一目ではわかりません。光らせ方、明滅の仕方など工夫しがいがありそうな気がしました。

 

続く

小さな木の葉状のものが植えられた道が、螺旋状に続いていき、その所々をLEDが照らしています。コンクリート打ちっぱなしの部屋と合いまったモノトーンの感じが素敵です。ちなみにこの建物、公式には記載されていませんが、A藤T雄の設計だそうです。

 

ひよこ

ものづくり野郎的な立場で見て気に入ったのが、このLEDひよこさんたちです。LEDの明滅をどのように回路で実現するか、あるいはプログラムで実現するか、いろいろやり方はありますが、僕は回路的に実現した方がより自然だと思っています。ホワイトノイズを拾って、それを増幅するとか、自然の揺らぎを取り入れるのがいいと思っています。

このひよこさんたちは、おそらく1匹1匹自然の明滅をしています。それを多数合わせるところが、なかなか僕には思いつきませんでした。バラバラのようでいて、どこか規則性があるようなないような。その光り方はまるで本物のひよこを見ているようであり、たき火を見ているようでもあり、不思議かつきれいで面白い作品でした。

 

石ころ

最後にこちら。わかりにくいですが、石ころが光っています。石ころを模したケースに、振動センサーとLED、それにバッテリーとソーラーパネルを仕込んでいます。このソーラーパネルが非常にナイスアイデアで、驚きました。石ころ状のケースはレジン製で乳白色の半透明。一見光をあまり通しそうにないのですが、これで発電出来るようです。外部給電を不要にしたことで、石に継ぎ目が無く、どう見てもただの石ころにしか見えません。

印象的だったのは、次々に子供がやってきて、喜々として遊んでいたこと。振動に反応して一瞬光るのですが、自分の行動に対応して石が光ること、そして石が光ることの意外性が、子供の心を捉えて離さないような感じでした。

 

 

アートフェスを見に行く

ランプがいっぱい

なんだかすっかり月刊誌のような更新ペースになっています。去年の5月は毎日のように更新していたというのに…。ドメインの契約も延長したことだし、止める気もさらさらありませんが、実行しないことには何ともあれなので、今度こそ更新復活だということで、最低限5月中に放り込んでおけ→きれいに撮れた写真を載せます。

例のDSC-RX100で撮影して、全くの無調整です。きれいに撮れるもんだなあと感心してしまいます。僕はこのカメラを使い始めてから、すっかりカメラに興味が無くなりました。買い替える必要性が全くないということで。

被写体は、先月末の徳島LEDアートフェスティバルの作品のひとつです。たくさんの卓上ランプが並べられていますが、よく見ると全然LEDではありません。いいのでしょうか…?

貴社に汽車

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首都圏のJR線では、いつでもどこかの路線に新車が投入されています。首都圏を走る電車はゆうに7000両を超えるので、20年に一度更新するとしても、年間350両は新造しないといけません。1日あたりおよそ1両の新車が作られていることになります。なので、新車はそう珍しいものでもないですが、四国だと新車は1年あたり多くても数十両、昨年度は2両という少なさです。

逆に少ない方が、思い入れができるというか、走ってたらすぐわかるとか、そういった趣味的メリットがあるとも言えるかも知れません。写真は1500形ディーゼルカー、車番1566,1567です。仕事で外出した際に見かけたので、撮影してきました。

1500形の製造は、これまで新潟トランシスで行われてきましたが、今回の新造は近畿車両で行われました。近畿車両でディーゼルカーが作られるのは何十年ぶりかといったところだそうです。そのせいというわけでもないですが、前面形状と全体の塗色が変更されています。ターキーな感じのブルーとグリーンの組み合わせは、割としゃれた感じがします。一方、塗り分けはもう一考できるかなとも思います。

 

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X1carbonを使おう 周辺機器を追加する

リカバリディスクも作ったことですし、本格的な使用を始めようとしています。決して安くないパソコンなので、使い倒さないと損とばかりに、使いまくりたい。しかし、結構ナイーブな作りなので、気を遣ってしまう面もあります。なんだかコンセプトや設計に、生産技術が追いついていないように思われます。外見は大変魅力的なのですが、外見およびスリムなボディを両立させるために、実質的な部分にしわ寄せが来ています。例えば、ボディを止めるねじが必要な部分に配置されておらず、手に持った程度のたわみで少し隙間が空く部分があります。それと、フタにあたる液晶パネル面が少し湾曲していてピタリと閉まらないとか…。カーボンをボディにする技術は、まだ物に出来ていないように思われます。いつの間にか、タッチパネル搭載モデルも出てきたX1carbonですが、今では改善されているのでしょうか?

こういった点では、設計に無理の無いオーソドックスなモデルを選択した方が、変に神経を使わなくて良さそうです。おそらくX230ならあまり問題ないんじゃないかなあと。わからないですが…。私の基準は普段使いのMacBookProですが、こいつは重いこと以外に、特に欠点がありません。これに比べるとX1carbonは相当繊細で、まだ出来上がっていないようです。次のモデルでは大きく改善されるのではないかと期待します。だからといって嫌いなわけではありません。魅力的なパソコンですよ。しかし、こいつに日本的クオリティが備わったらいいのになと思ってしまいます。

あと、持ち運んで使いたい僕としては、標準ACアダプタが大きいなあと感じます。X1carbonは基本的にバッテリで動かし、オフィスに戻った時に急速充電するという考え方の製品で、そのためにバッテリサイズにしては、大きめのACアダプタがついてきます。90W/20V出力で、本体部分が125mm×48mm×30mmあります。この厚さ30mmがいただけない。X1carbon本体の最大厚みがせっかく18mmなのに、周辺機器がこんなに厚くてどうすると言った具合です。この点に疑問を持たれている方もいらっしゃるようで、より小さなACアダプタを探す試みが行われています。しかしながら、本体厚を薄くするために、コネクタが従来の形とは異なった物を採用しているため、おいそれと代替品がありません。ネット上である方は、コネクタが合うNECの薄型ACアダプタを試されていました。しかし、これが合いはするものの、値段が1万円程するのです。

僕には無理なので諦めていたのですが、この度lenovoからも薄型が出てきました。標準品は前述のサイズですが、急速充電を諦めれば、もっと小さなACアダプタでも大丈夫です。そういったわけで、僕としては全然問題なく小さな物を採用します。この薄型とはIdeaPad用の65W/20VのACアダプタ(0C19874)ですが、うまく買うと¥2500ぐらいで手に入ります。

65WスリムACアダプタのパッケージが意外とかっこいい

lenovoの直販で買うと、注文を受けたとか、発送したとか、そういった連絡はメールでは一切送られてこず、何の前触れも無く突然商品が送られてきます。これが早ければあまり違和感もないのですが、注文してから10日以上かかると書いてあるし、実際にはもう少し遅かったので、注文したんだっけ?と忘れてしまい、危うくもうひとつ注文するところでした。クレジットカードの決済も遅いので、注文画面を控えておかないと記録が一切残りません。ご注意ください。というのが普通のネット通販にも言えますが、そうは言っても普通はメールで確認が来ますよね…。

さて商品は、中国から成田経由で直送されてきますが、どんなに安い物でも送料無料とか、一体どうなっているのかと、田舎者にはサービス全般に謎が多いです。あと、特徴的なのが、製品の箱が輸送用の外箱に固定されておらず、緩衝材も一切入っていないこと。「精密機器・運搬注意」みたいな注意書きがあるのに、当の精密機器は箱の中で暴れまくっているというのがシュールです。

意外にカッコいい箱を開けて、さっそく標準品と比べてみました。

 

標準の90Wと比較する

奥が標準品です。手前の薄型の方がスリムなのは、なんとなくわかっていただけるかと。具体的には、105mm×65mm×17mmで、65W/20V出力です。出力密度を計算しても、薄型の方が勝っているようです。ちなみにこの寸法、直販サイトには記載を見つけるのが難しく、何となくの推測で買わざるを得ませんでした。

 

マウスも

届いてみればなかなか良い物なので、そんなに文句も無く。おまけにBluetoothのマウスも入れまして、持ち出し準備完了です。